人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

山梨の林用軌道に再戦 3

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上流側坑門を正面から見た後、取りあえず軌道跡を上流方向へ進む。

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対岸を見ると上の方に林道のガードレールが見え隠れするが高低差が凄まじい。

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しばらく歩いて右(東)に向きを変えたところでちょっとした平場が現れた。どうやらここは飯場跡らしい。

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遺留物がいろいろあったが個人的にはレールか犬釘を所望する。

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販場を過ぎてすぐに左(北)に曲がると軌道跡は姿を消した。写真のちょうど雪が残っているあたりで路盤が途切れて普通の斜面になっているので多分ここが終点だと思われる。ただ、ここまでレールが引かれていたかは不明。また、最後の曲がり角の対岸に小さな滝が流れ込んでいるのが見えたが、それこそが朝イチで撤退した突入地点だ。 

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 隧道まで戻ってきて一応下から登れないか試してみるが、やはり足場が悪すぎるので無理。一旦そのまま帰ろうとしたが、ふと、下流側の路盤を忘れていたことに気付いて川を渡って斜面をよじ登る。

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 そこには築堤があった。風化しつつもなだらかな盛土が軌道跡だと主張している。写真は上流方向を向いているが、このおだやかな景色も・・・f:id:msx4:20190119114457j:plain

 ここから牙をむく。分かっていたことだが私は足がすくんだ。しかし同行のみずさんは躊躇無く前進する。なんておt思い切りがいいのか。f:id:msx4:20190119115708j:plain

 なんとか行けそうなので自分も後に続く。f:id:msx4:20190119120358j:plain

一目瞭然、断崖絶壁である。

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 穴が有ったら入りたいとはこのことか。(違います)

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 ちなみにこの時の会話でたがいに相手が崖っぷちを歩いているのを見守っていたときが1番怖かったのだった。

 

             山梨の林用軌道に再戦 4 へ続く

山梨の林用軌道に再戦 2

想定していたルートが氷結して通れなかったため、とりあえず対岸の隧道に近い場所を目指してみる。

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見えた!上流側の坑口だ。葉が落ちている今だからこそ容易に見つけることが出来た。

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f:id:msx4:20190102235712j:plain下流側の坑門も角度がぎりぎりだったが確認することができた。 こうなるとなんとか対岸に渡りたいところだが、写真を撮った場所で谷底まで4~5mの崖になっており、それでもこの場所しか降りられるポイントがないと言わんばかりに黄色いロープが木にくくりつけられて垂れ下がっていた。f:id:msx4:20190103214621j:plain

 ここで同行のみずさんから降りようと提案があり、先に自分が長靴をバッグに入れて降ろそうとするもなぜかみずさんの長靴だけ川にダイブ、本人が慌ててマイロープで降りていくのを落とした私が写真撮影(笑)その後自分も無事下に降りることが出来た。f:id:msx4:20190104233334j:plain

 谷底に降りると坑門がはっきりと見えた。しかしなんつー立地だ。f:id:msx4:20190105232907j:plain

 下流側はどうしようもないということを再認識して上流側の坑門へ。ルートとして考えていた坑門の真下に来てみたが、岩盤に浅く土と枯れ葉が積もり凍り付いている。無理。もう少し離れた場所の路盤跡によじ登る。

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正面から隧道を捉えた。見ての通り路盤は原形をとどめていない。

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アップにすると支保工が見える。見えているのに手が届かない。

 

             山梨の林用軌道に再戦 3へ続く

山梨の林用軌道へ再戦 1

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山梨のとある林用軌道へ行ってきた。レールは無く、橋も無い。だが1本の隧道がある。以前あるブログで記事を見て行ってみたのだが、その日2つめの探索があだとなり夕暮れのためにタイムアップ。隧道手前で泣く泣く撤退するはめになった。今回はリベンジだ。ちなみに上の写真は探索前に寄った朝の勝沼堰堤。記事とまったく関係はない(笑)

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今回はアルピニスト・オプローダーであるみずさんと合同探索。

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林道を歩き始めて予想外だったのは日陰の場所だけだが雪が積もっていたこと。

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しかも所々溶けて凍った場所があり、地味に注意して歩く羽目になった。しかしこれが何を意味するのかこの時点では分かっていなかった。

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しばらく歩くと林道の下に潰されなかった廃線跡が姿を現す。その直前にうろ覚えで全然違う場所をドヤ顔でここが軌道跡ですと案内していた自分がいたりする(笑)

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かなり大きな沢で一旦軌道跡は途切れる。吊り橋の主塔(?)の残骸らしきものがあったが、もしそうなら後年のものだろう。

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 林道で沢を迂回すると再び眼下に積雪で姿を現した軌道跡が。とこの時は思い込んでいた。

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橋を渡って林道の終点になる。

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以前と同じようにこの沢を下って本流を渡河し、軌道跡を目指そうとする。が・・・

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最後は小さな滝になっており、ロープが張ってある岩壁を巻いて下に降りるのだが、足場の岩棚が見事に凍り付いている。無理だ!冬場の探索がこんなところで裏目に出るなんて。

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残念ながら撤退する。しかしこのままでは終わらない。

 

          山梨の林用軌道へ再 戦 2へ 

気田森林鉄道 4 コンクリート橋梁群 後編

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 かなり大きなコンクリートアーチ(?)姿を現した。上部は土砂が溜まっていて横から見なければその存在に気付かないほど斜面の1部と化している。f:id:msx4:20181130151046j:plain

 近寄ってみると実際には橋でなく、岩盤と一体化した桟道のような造りになっている。

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なんだろう?支保工?雑なコンクリートで固められた木製の柱の残骸と、それが刺さっていた穴が確認できる。

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次に現れるのは林鉄でよく見られるコンクリート柱の橋桁のタイプの橋だ。

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 橋台もコンクリート製でかなりしっかりした造りだ。

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橋の下にあった謎の穴。最初はコンクリ橋以前の木橋のものかと思ったが、さっき見た支保工(?)のような簡易な造りだ。このコンクリ橋造るのにここに柱が必要にも見えないんだが。結論。分からない。

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 上流側には枕木が残されている。苔むしていい感じだ。

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 お次も同じ形のコンクリ橋だが、橋脚無しの小さな橋だ。ここは橋よりも石垣のほうが目についた。

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 奥に小さな滝が見える。いい眺めだ。f:id:msx4:20181130214114j:plain

 場所によって石垣とコンクリート壁が使い分けられている。そして登場する真打ち。

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夏場だと分かりずらいので11年冬に撮った写真にチェンジ。

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 スマートなコンクリートアーチ橋と小さな橋が連続している。真打ちというのは気田林鉄で自分が1番好きな橋だから(笑)

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ちなみに今年再訪した時にコンクリートの破損が見受けられた。出来れば長生きして欲しい。

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 これらは12年秋。f:id:msx4:20181201222625j:plain

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この区間で見かけた唯一のコンクリートの排水口。f:id:msx4:20181201222851j:plain

 コンクリートアーチ風桟道もどき路肩。地味に好き。

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片洞門の1歩手前というべきか。 

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1部活用されていたような場所もある。・・・・私有地じゃないよね。

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そして小さな沢を渡るがここは橋台のみ残る。木橋だったのだろう。この先は特に路盤の状態が悪く、下から見ても木が茂って見えにくい。だが、そんなに歩く必要はない。すぐに現れる。

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            気田森林鉄道 5 森山隧道 へ続く

気田森林鉄道 4 コンクリート橋梁群 前編

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軌道はここで左岸から右岸に渡っていた。気田林鉄で最長の橋が架かっていたらしい。残っていればともったいない感じがするが、すぐ下流にダムがあるので安全のために撤去したのではなかろうか?橋脚は流れてきてるけど。そして川を渡ると・・・

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橋台と主塔が並んで現れる。軌道は左の橋台のほうだ。

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橋台の下から反対側を見ると道路からは確認しにくい起点側の橋台が見える。そして川の中ほどに橋脚の残骸とは別にコンクリの基礎が見える。これが本来の林鉄の橋脚跡だ。

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また足元にも流れに隠された四角い橋脚跡が見えた。さて、ここからは生の廃線跡だ。

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 いきなり隧道!ではなく、落石覆い(?)が現れる。

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 断面は左右非対称だ。実はこの上を何かが通っていたようだ。

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 藪がひどいのでこれは冬の写真。

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 上はこんな感じだが正確な情報がないのでここはスルー(笑)

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ロックシェードを抜けて 角を曲がる。軌道跡だ。

 

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すぐに崩落

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高巻きで突破

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振り返ると石垣

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高巻きが難しい場所は河原へ。ウェーダー装備で水陸両用だ。 

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そして巨石がごろごろ転がる河原の向こうにそれらは現れ始めた。・・・・橋梁群はこれからでますよ(笑)

 

        気田森林鉄道 4 コンクリート橋梁群 後編 へ続く

 

気田森林鉄道 3 植田~門島

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小石間隧道を抜け気田川沿いに進むと植田の集落に出る。写真の左の道は堤防沿いに、右の道は集落の中を進む。軌道はどこを通っていたのだろう?ちなみに貯木場のある篠原からこの植田までが昭和10年に最初に開設された区間である。

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植田の集落

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集落を抜けると道は合流する。軌道跡はどちらかの道に沿っていたと思うのだが。

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ここから車道は坂道を登っていくが軌道跡は・・・

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車道の横の平場が軌道跡だ。

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少し先の車道上から振り返って。軌道跡は車道と気田川の間を進み青い屋根の家の前に出てくる。ここは未踏破だ。なんか藪が凄そうというのと、発電関係の敷地っぽいのを横切っていそうなので気が進まない。

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家の前が軌道跡のようだ。

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電気の施設の前を横切り

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この小道が軌道跡だ。1車線の幅の狭い道で当時に近い雰囲気を残している。

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切り通しを抜けて

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気田ダムが現れる。ここは昭和4年に運用を開始しており、気田林鉄より古い。この小道はここへのアクセスルートになっている。

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 そして巨大な吊り橋の主塔が現れる。道はここで坂を登り上の県道に合流するが、もともとはこの主塔に通じていたように見える。そしてここで川を渡り右岸に移るのだが・・・この主塔は林鉄のものではないようなのだ。

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 河原に横たわるでっかいコンクリの橋脚。吊り橋の主塔があるのになぜか橋脚。そしてこの橋脚も林鉄とは関係ないようだ。実はこのすぐ上流で気田川に合流している石切川に架かっていた橋のものがここまで流れてきたらしい。なんてまぎらわしい。

実は以前春野町でここにあった林鉄の橋の写真を見たことがあるのだが、太い4本の橋脚を持つプレートガーターっぽい橋の姿が写っていた。(粗い白黒写真なので細部がよくわからなかったが)と同時にこの主塔も写っており、どうやら林鉄以前のものだと思われるが正体は不明。そしてここからは転用されていない純粋な廃軌道跡が始まる。

 

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