人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

速報 初代敷地隧道 後編

斜面をよじ登り先ほどの尾根へ戻り、そのまま尾根道をたどりささやかな峠を越える。 昔の道をトレースしようとしたがかなり状態が悪く少し手間取りながら北側の谷間へ降りていく。果たして北側坑門は・・・ 残念、完全に埋まっている。なんとなく予想してい…

速報 初代敷地隧道 中編

漆黒の闇が目の前に口を開けている。ある予感がしながらも、ライトを慌ただしく取り出して光を灯す。 閉塞だ。やはり抜けてはいなかったか、残念。しかしこんなに綺麗に残っているとは思いもしなかった。台形型の坑道が自分的にはストライクである。と、坑門…

速報 初代敷地隧道 前編

これは「くるまみち」さんの遠州遠征オフ2014に同行した際に撮った静岡県磐田市にある明治レンガ隧道”初代”敷地隧道の写真である。この隣の現道には”2代目”敷地隧道が頑張っているが、先日「くるまみち」さんの掲示板に寄せられた情報によると更に先代…

中音水の4つのインクライン 08

中音水に作られた最後のインクライン、それが第4インクライン!前回の第3インクラ上部軌道突破の行きがけの駄賃に突っ込んでみる。 これは切り通しとコンボの第8橋梁を上流側からみたところ。「林鉄の軌跡」の地図を見ると黄色のラインのように橋の根元あた…

中音水の4つのインクライン 07

見つからない軌道跡に見切りを付けて、もう一つの上部軌道を目指して歩き始める。地形の関係上難しいがなるべく平行移動を試みる。 そして歩くこと1時間ほどで反対側の流れにたどり着く。はたして軌道跡は・・・ どんぴしゃ!午前中の迷走が嘘のように軌道跡…

流血のファーストアタック

本日山梨県の某林道を歩いていたのですが、道を外れて少し山に踏み入ったとたんヤマビルにたかられました。大小10匹以上を相手取り4匹に吸われ靴下が流血の惨事に見舞われました。皆さんもこの季節は十分注意しましょう。資料がほとんどないマイナー物件だ…

中音水の4つのインクライン 06

目の前にそびえる大小様々な階段状の滝を見て、これ以上の前進は無理と判断した。ここで当初の予定通りに斜面の登攀を開始。 黙々とひたすら登る。が、軌道跡が見当たらない。 さすがにこの上は無いだろという、か細い流れの岸壁を見上げるが、ここより下も…

音水の4つのインクライン 05

第3インクラインへの渡河地点から上流を見渡すが軌道の跡を見いだすことが出来なかった。分からない。第2インクラインへ続く道はどこにあるのか。しかし、いざとなれば最終手段が残されている。それは 川沿いに遡ったのち直接上部軌道を目指す!そうすれば…

音水の4つのインクライン 04

さて、今回の第三次探索にあたって事前にネットで情報収集をしたのだが、その中で「林鉄の軌跡」という本に掲載されていた音水の軌道の地図を入手することが出来た。そして前回探索した橋梁9(ハイブリッド橋)と発見した(第3)インクライン付近を略図に…

音水の4つのインクライン 03

季節はめぐって11月。3度目の探索が始まった、が、天気予報によると降水確率がちと微妙。濡れた鉄橋とかぬかるんだインクラの急斜面とか雨によって今回の対象は難易度が上がるため中音水への侵入は今日は中止。早朝に到着したした時点ではかろうじて雨が降…

音水の4つのインクライン 02

実を言うとこの中音水の探索、当初の目標は橋梁9のハイブリッド橋であった。ネットや書籍で得た事前の情報ではこれこそ最奥のメインディッシュとばかりに紹介されており、実際自分自身で目のあたりにして素直にすごいと思ったのは事実である。しかし音水の…

音水の4つのインクライン 01

お待たせしました。ネットがつながり久々の更新となります。今回は少し長めになりますがお暇でしたらどーぞ。さて今回のターゲットは兵庫県の北西部、宍粟市に存在していた”音水(おんずい)森林鉄道”(波賀森林鉄道)の音水線と中音水線の4つのインクライン…

異動であります

急な転勤が決まり、しばらく更新はお待ちください。さようなら清水谷隧道、安養寺隧道。久しぶり口野隧道、三津坂隧道。では2010年の白い悪魔でもご覧になってお待ち下さい。 音水の4つのインクラインに続く

十津川村の林鉄廃隧道群(?)07 (完?)

何か黒っぽい丸い影が見えた瞬間ここ十津川で3度目の雄たけびを上げながら突進した。 まさかの3本目!!!間違いなく人工の穴だ!旧隧道?奥はどうなってる?貫通してるのか?閉塞か?ちくしょうなんでこんな時にメインのライトを忘れちまったのか。(現在…

十津川村の林鉄廃隧道(?)06

そこは山の斜面を掘り下げて作ったちょっとした広場になっていた。それは少しもおかしくない。おかしいのは地面の高さで隧道の床面との高低差が1mちょっとある。 坑門の前にコンクリの基礎のようなものがあるから元からこの高さであったことは間違いない。…

十津川村の林鉄廃隧道(?)05

まさかの2本目である。何か変だと思いはじめた。何故なら今いるこの場所は蛇行した支流の栗平川によって半島状になっており、国道の高原隧道の坑門から真横に1kmちょい進むとぐるりと回って反対側の出口にぶつかり、2kmも進むと小さいほうの高原隧道、…

十津川村の林鉄廃隧道 04

前回より3カ月後の2014年11月、2度目の探索のため再び十津川村を訪れた。下の写真は風屋大橋から高原隧道を写したものだが、右の街灯の電球あたりの高さに隧道が通っていたと思われる。現隧道の上に旧隧道というのはよくあるパターンだが、ここに現道とクロ…

十津川村の林鉄廃隧道 03

驚いた。終点を探しに来たのに更にその先があったことに。当たり前のことだがトンネルを掘るほうが普通に道を作るより手間も金もかかる。その手間をかける価値もしくは目的があったわけだ。というのは落ち着いてから思ったことで、見つけた時は雄たけびをあ…

十津川村の林鉄廃隧道 02

翌朝、昨日敗退した地点より少し進んだところで斜面に突入する。ちょうど写真の左端のあたりである。 そして昨日降りることが出来なかった崖の下に到達する。その先は緩やかな坂になっており、すぐに分岐が現れる。まっすぐな道と上に向かう坂道だ。 この時…

十津川村の林鉄廃隧道 01

これはかって奈良県十津川村を走っていた森林鉄道の写真である。十津川村の風屋大橋のそばを起点とし栗平川の奥地を目指していた民間の軌道で、我がバイブルである鉄道旅行地図帳にも載っていないこのネタは同人誌「日本の廃道」様の”三里越え”という峠道の…

オフ会に行って来ました

先日の土曜日に”くるまみち”のよととさんのお誘いでオフ会に参加させていただきました。物は岐阜県、多治見電灯の発電所遺構群(+α)です。朝っぱらクライマックスでへとへとになりましたが、夜の飲み会まで堪能させて頂きました。自分は土曜日のみの参加で…

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 伍(最終回)

風谷ダムがある下流方向を見る。またいつか余程暇が出来たら歩いてみようと思う。 人が並んで歩けない道も踏み跡さえ無い斜面を歩くことに比べれば全然ましである。治山用などの作業道としてこの道は使われていると思われる。 たまに岸壁を削ったり、ちいさ…

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 肆

ある意味でドンピシャな到着だった。まさか法面の上を通り過ぎて真横にでるとは思ってもみなかったが。というかあそこで下降しなければどこまで彷徨っていただろうか。ともかく初見から3カ月かけてようやくあの場所に立つ時がやってきた。 到着! 振り返っ…

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 参

対岸へとたどり着き坂道を登り始める。これは法面の道が高い場所を通っているように見えたことと、進行方向が資材置き場のような広場になっており、単純に進めなかったというせいでもある。坂を少し登ったところで家の跡と思われる平場から山肌に侵入する。…

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 弐

一夜明け、風谷ダム付近の探索を終えた後再び同じ場所に立っていた。簡単に説明するとここはダム湖の北端に近い場所である。・・・地図上では。実際には土砂が堆積して河原に何台もの重機が動き回っていた。 このまま河を渡ることが出来れば1番早いのだが、…

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 壱

2014年11月。私は再び十津川村を訪れた。時刻は4時をまわっていたが、本格的な探索は明日行う予定なので問題ない。 さて、どうやってあそこに行くかが問題だ・・・ 十津川対岸歩道(仮)攻略戦 弐へつづく

十津川対岸歩道(仮)攻略戦 序

仰々しいタイトルを付けているが内容は全然仰々しくない。いたって内容はシンプルである。 それは2014年8月紀伊半島縦断ツアーの最中のことである。十津川村を北上して風谷ダムを過ぎてしばらく走った頃、ふと対岸を見ると こんな光景が見えた。思いっきりピ…

稲又森林鉄道12(完)

前回で一応本線の探索は終了したが、まだ未踏破の部分がある。それは本線の片洞門から大崩落までの区間と、支線の分岐点から切り通しまでの区間である。はっきり言って蛇足とも言えるが最後までお付き合い願いたい。 まずは本線のほうだが、大崩落の右側あた…

稲又森林鉄道11

落葉や土に埋もれて一部しか見えていないが、これまでの探索の中では最もレールが露出していた。下の写真では左側と右上とで複線のレールが確認できる。 転車台跡のようにも見える途切れたレールと円形状のくぼみ。それっぽく見えるけどわかりませんでした。…

稲又森林鉄道10(改)

橋台の付近は崖のため谷を渡ることが出来なかったが、少し戻った地点で谷へ降りることが出来た。そして対岸の斜面上に埋もれた1本のレールがこの上にも軌道があることを指示していた、と、この時はそう思ったのだが・・・ 崖の上に待っていたものは これまた…