人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

日原古道へ その3

紅葉を横目に先を急ぐ。このあたりは広くてしっかりした道が続いている。 しばらく進むと荒れた沢があったが、崩壊を免れた石垣に排水口らしき穴が見える。 ちょっと中に入って見てみると、天井に木筋コンクリートが使ってあった。 そして道は徐々に高度を上…

日原古道へ その2

休憩場所から上を見上げると石垣が見える。道だ。いや、道の跡だ。 足元を確かめながら進んでいるといつの間にか石垣も無くなり、文字通り道なき道を前進する。 下方にコンクリートの構造物が。これは吊り橋の橋台であそこに降りるようだ。 荒れた斜面を慎重…

日原古道へ その1

先日の日曜日、知り合いに誘われて東京の奥多摩に探索へ行って来ました。そこに集ったのは8人の猛者と一人のへたれ、即ち自分のことである。(何故かという理由は後述させてもらう)場所は日原古道。サイト「山さいがねが」で有名になったガチ物件である。…

割石の高崖みち に行くつもりだった 後編

7年前I'll be backとつぶやいたかは定かではないが時に2017年5月、再び割石を訪れた 目指すはもちろん7年前に撤退した旧道だ。 という訳でやってきました旧古道。しかし途中にわずかに残っている石垣が無ければ道だと思わなかったと思う。 あいかわらず高い…

割石の高崖みち に行くつもりだった 前編

ここは岐阜県飛騨市神岡町。ここには「山さ行がねが」で紹介された1本の古道がある。実は上の写真にその道は写っている。・・・おわかりいただけただろうか。 写真の中央、絶壁を横切るこのラインこそが割石の高崖みちと呼ばれる古道であり、現在は送電線の…

音水の4つのインクライン 13(完)

第2インクラインを攻略し、引き続いて第4インクラインを見つけるため橋梁8へと引き返す。前回は下から探索して失敗したので、今回は第2と同じように上部軌道を先に見つけることにする。 まずは川沿いに進んでみるが大きな岩がゴロゴロしている。 しばら…

音水の4つのインクライン 12

ようやく見つけることが出来た第2インクラインだがとてもきれいな状態で残っていた。 何故か離れた場所に突き刺さるレール。インクラは向こうに見える黒い影のラインの手前である。 しかし下っていくと平面になってしまいインクライン跡は分からなくなって…

音水の4つのインクライン 11

16年1月、いまだ雪が積もらないというので5度目のアタックを試みる。もう1度第2インクラの上部軌道を探すべく比較的進みやすそうな滝の谷の右岸を上流目指して登っていく。 いくつもの滝を横目にどんどん高度をあげていく。 軌道の末端がこのあたりのはずだ…

音水の4つのインクライン 10

大変お待たせしました。第2インクラへの道を発見したつづきより。 敷設されたレールを発見した興奮もさめやらぬまま軌道を歩き始める。 しばらく歩くと沢に出た。出発した砂防ダムの上流にあたるがここにも敷設されたままのレールや曲がったレールが散見さ…

中音水の4つのインクライン 09

ただ今12月の朝6時、林道終点地点であります。夕方6時までに職場に戻らないといけないため朝1で突入。さすがにまだ暗い。 今日は軌道跡ではなく川沿いに進みショートカット、路盤上からは見えない石垣を横目に全速前進!目指すのは・・・ ずばり、例の砂…

ただ今充電中につきしばらくおまちください

この前の日曜日に三重の尾鷲で行われたイベントに参加してきました。ついでに翌日明治時代の古道を歩いてきました。今朝になって疲れが噴き出てきたので更新はしばらくおまちください。 バファリンと名鉄パレと尾鷲人に驚かされた今回のイベントでした~。

速報 初代敷地隧道 後編

斜面をよじ登り先ほどの尾根へ戻り、そのまま尾根道をたどりささやかな峠を越える。 昔の道をトレースしようとしたがかなり状態が悪く少し手間取りながら北側の谷間へ降りていく。果たして北側坑門は・・・ 残念、完全に埋まっている。なんとなく予想してい…

速報 初代敷地隧道 中編

漆黒の闇が目の前に口を開けている。ある予感がしながらも、ライトを慌ただしく取り出して光を灯す。 閉塞だ。やはり抜けてはいなかったか、残念。しかしこんなに綺麗に残っているとは思いもしなかった。台形型の坑道が自分的にはストライクである。と、坑門…

速報 初代敷地隧道 前編

これは「くるまみち」さんの遠州遠征オフ2014に同行した際に撮った静岡県磐田市にある明治レンガ隧道”初代”敷地隧道の写真である。この隣の現道には”2代目”敷地隧道が頑張っているが、先日「くるまみち」さんの掲示板に寄せられた情報によると更に先代…

中音水の4つのインクライン 08

中音水に作られた最後のインクライン、それが第4インクライン!前回の第3インクラ上部軌道突破の行きがけの駄賃に突っ込んでみる。 これは切り通しとコンボの第8橋梁を上流側からみたところ。「林鉄の軌跡」の地図を見ると黄色のラインのように橋の根元あた…

中音水の4つのインクライン 07

見つからない軌道跡に見切りを付けて、もう一つの上部軌道を目指して歩き始める。地形の関係上難しいがなるべく平行移動を試みる。 そして歩くこと1時間ほどで反対側の流れにたどり着く。はたして軌道跡は・・・ どんぴしゃ!午前中の迷走が嘘のように軌道跡…

流血のファーストアタック

本日山梨県の某林道を歩いていたのですが、道を外れて少し山に踏み入ったとたんヤマビルにたかられました。大小10匹以上を相手取り4匹に吸われ靴下が流血の惨事に見舞われました。皆さんもこの季節は十分注意しましょう。資料がほとんどないマイナー物件だ…

中音水の4つのインクライン 06

目の前にそびえる大小様々な階段状の滝を見て、これ以上の前進は無理と判断した。ここで当初の予定通りに斜面の登攀を開始。 黙々とひたすら登る。が、軌道跡が見当たらない。 さすがにこの上は無いだろという、か細い流れの岸壁を見上げるが、ここより下も…

音水の4つのインクライン 05

第3インクラインへの渡河地点から上流を見渡すが軌道の跡を見いだすことが出来なかった。分からない。第2インクラインへ続く道はどこにあるのか。しかし、いざとなれば最終手段が残されている。それは 川沿いに遡ったのち直接上部軌道を目指す!そうすれば…

音水の4つのインクライン 04

さて、今回の第三次探索にあたって事前にネットで情報収集をしたのだが、その中で「林鉄の軌跡」という本に掲載されていた音水の軌道の地図を入手することが出来た。そして前回探索した橋梁9(ハイブリッド橋)と発見した(第3)インクライン付近を略図に…

音水の4つのインクライン 03

季節はめぐって11月。3度目の探索が始まった、が、天気予報によると降水確率がちと微妙。濡れた鉄橋とかぬかるんだインクラの急斜面とか雨によって今回の対象は難易度が上がるため中音水への侵入は今日は中止。早朝に到着したした時点ではかろうじて雨が降…

音水の4つのインクライン 02

実を言うとこの中音水の探索、当初の目標は橋梁9のハイブリッド橋であった。ネットや書籍で得た事前の情報ではこれこそ最奥のメインディッシュとばかりに紹介されており、実際自分自身で目のあたりにして素直にすごいと思ったのは事実である。しかし音水の…

音水の4つのインクライン 01

お待たせしました。ネットがつながり久々の更新となります。今回は少し長めになりますがお暇でしたらどーぞ。さて今回のターゲットは兵庫県の北西部、宍粟市に存在していた”音水(おんずい)森林鉄道”(波賀森林鉄道)の音水線と中音水線の4つのインクライン…

異動であります

急な転勤が決まり、しばらく更新はお待ちください。さようなら清水谷隧道、安養寺隧道。久しぶり口野隧道、三津坂隧道。では2010年の白い悪魔でもご覧になってお待ち下さい。 音水の4つのインクラインに続く

十津川村の林鉄廃隧道群(?)07 (完?)

何か黒っぽい丸い影が見えた瞬間ここ十津川で3度目の雄たけびを上げながら突進した。 まさかの3本目!!!間違いなく人工の穴だ!旧隧道?奥はどうなってる?貫通してるのか?閉塞か?ちくしょうなんでこんな時にメインのライトを忘れちまったのか。(現在…

十津川村の林鉄廃隧道(?)06

そこは山の斜面を掘り下げて作ったちょっとした広場になっていた。それは少しもおかしくない。おかしいのは地面の高さで隧道の床面との高低差が1mちょっとある。 坑門の前にコンクリの基礎のようなものがあるから元からこの高さであったことは間違いない。…

十津川村の林鉄廃隧道(?)05

まさかの2本目である。何か変だと思いはじめた。何故なら今いるこの場所は蛇行した支流の栗平川によって半島状になっており、国道の高原隧道の坑門から真横に1kmちょい進むとぐるりと回って反対側の出口にぶつかり、2kmも進むと小さいほうの高原隧道、…

十津川村の林鉄廃隧道 04

前回より3カ月後の2014年11月、2度目の探索のため再び十津川村を訪れた。下の写真は風屋大橋から高原隧道を写したものだが、右の街灯の電球あたりの高さに隧道が通っていたと思われる。現隧道の上に旧隧道というのはよくあるパターンだが、ここに現道とクロ…

十津川村の林鉄廃隧道 03

驚いた。終点を探しに来たのに更にその先があったことに。当たり前のことだがトンネルを掘るほうが普通に道を作るより手間も金もかかる。その手間をかける価値もしくは目的があったわけだ。というのは落ち着いてから思ったことで、見つけた時は雄たけびをあ…

十津川村の林鉄廃隧道 02

翌朝、昨日敗退した地点より少し進んだところで斜面に突入する。ちょうど写真の左端のあたりである。 そして昨日降りることが出来なかった崖の下に到達する。その先は緩やかな坂になっており、すぐに分岐が現れる。まっすぐな道と上に向かう坂道だ。 この時…