人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

尾上郷森林鉄道

尾上郷森林鉄道 13 ダム湖に沈んでいた軌道跡 尾神橋直下

3月19日。ここは尾上郷川の出合いに架かる尾神橋の北側。前回見忘れてしまった尾神橋付近の路盤の状況を確認しに来た。と言ってもとりあえず撮っておこうぐらいの感覚で、ロングショットの写真を何枚か撮って満足してしまった。それが最大のミスとも知ら…

尾上郷森林鉄道 12 ダム湖に沈んでいた軌道跡 

2月末に異動のため引っ越しをすることになったが、どうせならと通り道の荘川、というか尾上郷に寄っていくことにした。確かこの時期になると雪解け水の流入に備え御母衣湖の水位が下がり、尾上郷森林鉄道の貯木場が姿を現すと教えてもらったことがある。運…

尾上郷森林鉄道 11 アマゴ谷支線 6

一番きれいだと思ったカーブ。トロを走らせたい。 ワイヤーの束。 更に更に奥へ。 こんな感じの器具だかパーツが何個か落ちていたが正体不明。 ここは後で気づいたが半壊した小さな木橋か? 珍しく山側に石垣が。 なんというか地形と言ってしまえばそれまで…

尾上郷森林鉄道 10 アマゴ谷支線 5

小さな沢に朽ちた橋桁とレールが何と言うか・・きれいに落ちている。 橋桁は3本か? 木橋に限界がきて、そのまま真下へストンと落ちたようだ。 橋が残っていなかったのは99%想定内だが、綺麗な木橋跡を見れたので良しとする。 先に進もう。 む、こんどは…

尾上郷森林鉄道 9 アマゴ谷支線 4 

前回の探索から1週間後、再び尾上郷に降り立った。今回は前回探索済みの路盤をショートカットし、更に奥を目指す。廃林道を使い、撤退地点手前の桟道の地点から突入する。 引き返した(くなる)地点だ。 高密度の熊笹に突貫。 そんな中でもレールは続いてい…

尾上郷森林鉄道 8 アマゴ谷帰路 本線入水地点

小黒谷の出合いまで戻って来た。 朝方見つけたあそこに突入する。 傾斜が緩やかなところを降りる。 林道からとはまた違った景色だ。 平場に到達。まずは左の上流方向へ。 あ、石垣。やっぱ軌道跡だ。 ダメ押しの枕木。 小黒谷の出会いに近づくと路盤は削られ…

尾上郷森林鉄道 7 アマゴ谷支線 3

*今回区切りのいいとこまで書いたら長くなりました。 藪をかき分け斜面を降りて平場に出た。奥に続いているので軌道跡に違いない。 後ろを見てみると橋台があった。小さな木橋が架かっていたようだ。その先は斜面に呑まれ消えていた。林道にぶつかってから…

尾上郷森林鉄道 6 アマゴ谷支線 2 

整備された林道に別れを告げ廃道化した林道に突入する。 下っていく林道と正反対にこちらはどんどん上っていく。そして、 左の山側を見上げると姿を現した軌道の路盤が近づいてきていた。手頃なところでよじ登る。 よく考えると尾上郷で改修されていない生の…

尾上郷森林鉄道 5 アマゴ谷支線 1

ひさしぶりになりますが尾上郷森林鉄道の続きです。前回のコブ谷支線の探索から11カ月後の2019年5月、再び尾上郷川を訪れました。今回のターゲットは尾上郷森林鉄道の最奥部に位置するアマゴ谷支線。こちらもコブ谷と同じく地図上は林道から外れてお…

尾上郷森林鉄道 第四話 (第一次探索完)

最初の谷まで戻ってきました。ちなみに親柱をチェックすると”こくろだにばし”の名が。支線があった大黒谷と対になっているようで覚え易い名づけ方だ。しかし ”小” 黒谷といっても、そう簡単に降りられる高さではない。真下へそのまま降りられれば楽なのだが…

尾上郷森林鉄道 第三話

やっとコブ谷に到着した。6月だけあって緑が生い茂っている。 緑に包まれた谷の奥に目を凝らすが、路盤らしきものは ”何も” 見えない。おかしい。考えられる正解としては谷への入り口はここではなかった、木製の桟道で出来た作業軌道のようなものだった、完…

尾上郷森林鉄道 第二話

予想外の隧道発見にテンションを上げながらもまずは当初の目標である支線があった谷を目指す。ちなみに隧道の続きの路盤は林道上からは確認することが出来なかった。 しばらくは景色を楽しみながらウォーキングだ。 一瞬木橋かと思ったが丸太を組んで作った…

尾上郷森林鉄道 第一話

ここは岐阜県にある道の駅 桜の郷 荘川。2018年6月の4時30分。朝である。今回のターゲットは御母衣ダム湖の西、尾上郷川沿いに存在していた「尾上郷森林鉄道」。”国有林森林鉄道全データ 中部編”の地図を見ると貯木場はダム湖の下、軌道跡も大半は林…

次回予告 

岐阜県白川村にある廃吊り橋。その存在がメジャーになった今でも容易に近づくことを許さない高難度の廃物件。そこにたどり着けば一人前の探索者とも言われている。到達したという話も最近は増えてきたが涙を呑んだという話も少なくはない。 ” 六厩川橋 ” 御…