気田森林鉄道
これが森山隧道の上流側である。距離的に予想がついたが、入口付近が崩れて閉塞しているようだ。ちなみに今回使用している写真は全て2011年のもの。 坑門自体が潰れているが、わずかに残ったアーチが隧道の存在を知らしめている。 坑門の近くに小さな作業道…
崖の中腹にぽっかりと開いた坑門。これが気田林鉄唯一の廃隧道である森山隧道だ。これ以外の隧道は全て車道に転用されている。 川からの高さはこんな感じ。ちなみに隧道の手前の路盤は崩落がめんどうくさかったため、河原からしか見ていない。更に、この写真…
かなり大きなコンクリートアーチ(?)姿を現した。上部は土砂が溜まっていて横から見なければその存在に気付かないほど斜面の1部と化している。 近寄ってみると実際には橋でなく、岩盤と一体化した桟道のような造りになっている。 なんだろう?支保工?雑な…
軌道はここで左岸から右岸に渡っていた。気田林鉄で最長の橋が架かっていたらしい。残っていればともったいない感じがするが、すぐ下流にダムがあるので安全のために撤去したのではなかろうか?橋脚は流れてきてるけど。そして川を渡ると・・・ 橋台と主塔が…
小石間隧道を抜け気田川沿いに進むと植田の集落に出る。写真の左の道は堤防沿いに、右の道は集落の中を進む。軌道はどこを通っていたのだろう?ちなみに貯木場のある篠原からこの植田までが昭和10年に最初に開設された区間である。 植田の集落 集落を抜け…
篠原貯木場を出ると右上の国道362と左下の杉川に挟まれて軌道跡は続いている。 やがて正面に”新”仙郷橋が見えてくる。平成生まれの新しい橋で、この橋の下をボックスカルバートのトンネルで抜けると・・・ コンクリートアーチ橋 ”仙郷橋” が現れる。 08…
*このレポートは起点の貯木場から最奥部に向けて紹介していきますが、その時の気分や好みで探索を繰り返したので時系列がバラバラになっています。 ここが気田森林鉄道の起点である篠原貯木場の跡地。2012年4月撮影。この場所は気田川の支流の杉川によって…
気田森林鉄道「仙郷橋」。これは自分が初めて撮った林鉄の写真だ。静岡県西部の山奥に位置するこの森林鉄道は本線の全長が33km。初めて歩いた林鉄であり、最も多く訪問した林鉄でもある。少し長いレポートにお付き合い頂きたい。 気田森林鉄道 1 へ続く