人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

波賀森林鉄道 音水、中音水の4つのインクライン 04

さて、今回の第三次探索にあたって事前にネットで情報収集をしたのだが、その中で「林鉄の軌跡」という本に掲載されていた音水の軌道の地図を入手することが出来た。そして前回探索した橋梁9(ハイブリッド橋)と発見した(第3)インクライン付近を略図にしたものが次の画像である。

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そして歩いてみた実際の軌道跡を加えたものが次の画像。

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地図と実際の軌道が微妙に違っている場所がある。しかし基本的にはそんなにずれていないはずなのでこれを基にして今回は第2インクラインを探すことにする。ちなみにインクラインに付いている番号は作られた順番を示し、新しいインクラの建設とともに前のインクラは廃止されていったらしい。

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探索2日目。中音水に突入する。

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 落葉がきれいである。

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犬釘も絶好調(?)というわけでハイブリッド橋の地点へ直行し、左岸に渡って第2インクラへと続く道を探す。

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すると斜面に1つの道筋を発見。しかも地図とおなじように進行方向と逆のほうへ山肌を登っている。これは・・・

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しかしすぐに橋梁10が渡っていた沢に到達、そこに築かれていた砂防ダムに突き当たって消えていた。ということは堰堤建設用の作業道か、残念。

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第三インクラまで付近をくまなく探してみたが道は見つからなかった。残る可能性は”更に上流”だ。そして・・・迷走が始まった。

 

            音水の4つのインクライン 05へ続く

 

                 参考文献 ないねん出版「林鉄の軌跡」