人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

波賀森林鉄道 音水、中音水の4つのインクライン 09

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ただ今12月の朝6時、林道終点地点であります。夕方6時までに職場に戻らないといけないため朝1で突入。さすがにまだ暗い。

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今日は軌道跡ではなく川沿いに進みショートカット、路盤上からは見えない石垣を横目に全速前進!目指すのは・・・

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ずばり、例の砂防ダムへの道が軌道跡ではないか?即ちダムの向こうに道が続いていないか、である。写真は目標地点によじ登り振り返ったところ。なぜか進行方向の写真を撮っていない。なぜだろう?

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 一応道はあった。が、軌道跡と言われると悩んでしまうような道だった。なまじこの道に入るまでがしっかりしていたため、そのギャップが激しいというのもあった。ささやかな石垣もあったがささやかすぎて逆に悩んでしまった。

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判断がつかぬまま黙々と歩を進める。何かないのか、何かが。

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砂防ダムから6,7分歩いたところで道は終わっていた。前方は急斜面でえぐれたようになっている。軌道跡ではなかったのか。とりあえず斜め上に向かう踏み分け道があったので登ってみる。

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 少し上ると道に出た。”それっぽい”道だ。浅く掘割状になった道を右に進む。

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道は崖で終わっていた。そして”疑問”もここで終了した。

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 レールだ!”曲がった”レールが”3本”ある!やはりここが軌道跡だったのだ。

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崖に飛び出す3本のレール。林鉄の軌道は急カーブだと内側に脱線防止レールが1本プラスされる。即ち、

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さっき歩いてきた道は現在崩れて無くなってしまった路盤を進み、ここで180度ターンして折り返していたのだ。崖の雰囲気からして高桟橋ではないと思うが。

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レールが一部木に取り込まれて固定化されているが、しかしよくピンポイントで残っていてくれたものだ。やっぱり残存レールは嬉しいものである。

 

         波賀森林鉄道 中音水の4つのインクライン 10へ続く