第2インクラインを攻略し、引き続いて第4インクラインを見つけるため橋梁8へと引き返す。前回は下から探索して失敗したので、今回は第2と同じように上部軌道を先に見つけることにする。
まずは川沿いに進んでみるが大きな岩がゴロゴロしている。
しばらくすると前方に滝が現れたのでここから斜面を登り、軌道跡を探すことにする。
急斜面をよじ登り岩を迂回したりと彷徨うこと10分少々・・・
上部軌道に到着。
下流方向へ歩き始めると1分もしないうちにインクラインに到着・・・!?
レールだ!ちょうど下り始める角の部分だけだがレールが残っている!この部分のレールが現存しているのはあまり聞いたことがないと思う。割とレアじゃなかろうか。
下を覗きこんでみても掘割などになっていないためインクラインのラインをたどることは難しそうだ。
そしてレールの向こう側のなにか道っぽく見えるところは多分上部軌道への通勤路。つづら折りを少し降りたあたりで道の痕跡は消えていた。
ちなみ上部軌道はこれから半年後に踏破。平場以外遺構らしい遺構は見当たらず・・
ここが軌道跡を見失った地点。
上の写真の場所を反対側から撮ったもの。多分終点だと思う。
その先の光景。谷を挟んで向こう側には平場を確認することが出来なかった。
そしてこの3年後に第一インクラインの上部軌道を踏破して(林道との合流地点まで)長きに亘った4つのインクラインと上部軌道探索は終了した。
波賀森林鉄道 音水、中音水の4つのインクライン (完)