人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群① 妹尾森林鉄道 1

f:id:msx4:20171215232028j:plain

ただ今17年2月、ここは和歌山県日高川町の猪谷橋。橋の右側にある日高川に左手から猪谷川が合流しており、この猪谷川沿いに妹尾林道ー妹尾森林鉄道があったらしい。ちなみに資料は「日本鉄道旅行地図帳」の5万分の1白地図に描かれた大まかな軌道と妹尾森林鉄道の名前のみ。

f:id:msx4:20171215234729j:plain

猪谷橋上から上流をみたところ。椿山ダムのせいで水面が上がっている。

f:id:msx4:20171215235826j:plain

左岸に沿ってこのような軽トラサイズの道が延びていたがこれが軌道跡か?

f:id:msx4:20171216000400j:plain

しばらく進むと川と同じ名の猪谷という集落に入る。この辺の軌道跡は不明だ。川沿いだとは思うのだが。

f:id:msx4:20171216001404j:plain

なかなかいい感じの橋があったりしたが、軌道とは関係ないと思われる。それはともかく地理院の地図には集落を抜けたところでこの道と分岐して川沿いを進む破線道が描かれており、しかも上流で橋を渡って道は消えている。あやしい。

f:id:msx4:20171216002336j:plain

f:id:msx4:20171216002429j:plain

 分岐地点でこのような橋を渡っているが林鉄時代より後のものだと思う。狭い。

f:id:msx4:20171216225258j:plain

林道っぽい道が川沿いに続いている。

f:id:msx4:20171216230234j:plain

f:id:msx4:20171216230330j:plain

そして地図に描かれた最奥部の橋にたどり着いたのだが・・・むむむ!?

f:id:msx4:20171216230951j:plain

橋は右にそびえる巨岩をかすめるようにして川を渡っていた。自分的には結構インパクトがあった。

f:id:msx4:20171216231413j:plain f:id:msx4:20171216231440j:plain

更に橋自体が意外と新しいことに驚いた。なぜなら、

f:id:msx4:20171213001132j:plain

 渡った先がこれである。いきなり軌道跡(?)になってしまった。しかも、

f:id:msx4:20171216233549j:plain

路盤さえも年代物の砂防堰堤の手前で消えてしまっている。

f:id:msx4:20171216234020j:plain

多分架け替えたと思われるあの立派な橋が意味不明である。考えられる可能性としてはこの味がありすぎる砂防堰堤のメンテナンス用か?というかようやく軌道跡があったと思ったのに一瞬で消えてしまった。本当にここが軌道跡だとすると桟道だったのか?高巻きして堰堤を乗り越える。

f:id:msx4:20171217000101j:plain

予想通りの展開だ。1面埋まってる。前進だ。

f:id:msx4:20171217000504j:plain

・・・ふむ?

f:id:msx4:20171217000600j:plain

・・・( ̄▽ ̄*)ニヤッ.

              妹尾森林鉄道 2 へ続く