ここは森町を流れる太田川に架かる天森橋の上。少し離れた駐車場に車を置き、徒歩で目的地を目指す。関係ないがこの森町、昔は馬車鉄道を前身とする秋葉線という電車が。最近では新東名のICが出来て何気に交通の便が良いと思う。”遠州の小京都”は伊達ではない。そう、ここも遠州。隧道特異点(今考えました)たる遠州地方に属している。(暴走半島や隧道都市竹田ほどじゃないですが)はてさて?
小川沿いに並ぶ民家や工場を過ぎると、道は未舗装の林道になった。
そして林道と、予想地点へ向かう破線道との分岐点に来たが何か様子が・・・
地図だと沢沿いに登っていく徒歩道のはずだがブルドーザーの作業道になってる!?
更にこれ。1月でも突破は無理。
高巻きしてなんとか突破すると砂防ダムが見えた。これの作業道か。しかしこれを越えても道らしきものは見えない。1番ましな道は流れに沿って歩くことだったが・・・
草木や倒木にうんざりしながら黙々と歩く。
そのうち道のような平場も現れるが、ぶつ切り状態のため少し沢から離れ斜面を登ってみる。
ずんずん登って開けたところまで出てみると、そこは茶畑の端っこだった。
そして茶畑の1段下に道が。これは古道か?時々狭まったりしたが歩きやすいしっかりした道が続いている。
峠だ!お地蔵さまと不動明王の石像がいらっしゃる。もし痕跡があるとすればこの近くだと思うのだが・・・取りあえず峠の向こうへ降りてみる。
いかにも古道らしい窪んだ道がつづら折りで下っていく。そして2本目の曲がり角で横を見ると
・・・これは!?・・・掘割・・か?
森町の明治未成隧道探索 其の参へ続く