ここは和歌山県有田川町。有田川をさかのぼっていくと(最終的に高野山に出ます)写真の光景が目に飛び込んでくる。「栗生の巌」。注連縄の掛かった立派な大岩がそうである。ちなみに栗生は地名であおと呼ぶ。そしてその隣に味がありそうな橋が小さく写っているが、ここから2本の支流が分かれており、その片方、四村川に沿って上流に向かう。
5,6km進むと更に支流が分かれている。それが鉄道旅行地図帳と地理院の地図を照らし合わせて軌道跡と推測した場所、南古谷川である。
地図を信じるならこの川沿いに軌道が延びていたはずだが、すれ違いに苦労しそうな細い道が続いていたため詳しく調べずに更に奥に進む。道自体はほぼ高低差がないのでこれが軌道跡を改修したのか?
しばらく進むと道は2つに分かれていた。川沿いに右岸を進む道はそのまま支流の中尾谷川に入ってしまうので橋を渡り、道幅が広くなったところに車を停めて徒歩に切り替える。
やがて地図に七滝と書かれた場所に差し掛かるとその名の通り小さな滝がいくつも見えた。見ごたえがありそうだが上からだと少し分かりずらい。
対岸に石垣が見えた。