人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群② 南古谷川林用軌道(仮)その3

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前回から2週間後、再びこの地を訪れた。道路幅が広がった場所に車を停め、今来た方向ー下流方向を向いたところだ。

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一旦戻って前回は行かなかった川の右岸に沿った道を進んでみることにする。ふと橋から河原を覗いてみた。すると・・・

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レールだ。前回は気付かなかったが、これで軌道跡と確定した。なんか幸先がよい。

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川沿いをてくてくと歩いていくが、右はすぐ川、左は崖と軌道の痕跡は見受けられない。

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ふと横を流れる沢を見るとなんだか平場が見えるような気がする。登ってみた。

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沢の両側に平場があった。道の跡に違いない、が、軌道の跡かは判断がつかなかった。

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 まもなく川は二手に分かれた。写真の奥は前回たどった本流である南古谷川。左は支流の中尾谷川になる。場所的にこの向こう岸に軌道跡があるはずだが・・・

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 写真だと暗いが石垣が見えた。軌道跡に違いない。対岸に渡ってみた。

f:id:msx4:20180302221952j:plain石垣は支流に入ってすぐの堰堤のあたりで途切れていた。堰堤の工事のせいだろうが、上流に痕跡が見られなかったので元々この辺りで川を渡っていたのかもしれない。

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このあたりは軌道跡の下はちょっとした広場になっており、中継の土場、つまり1時的な中間の貯木場か作業小屋でもあったのかもしれない。

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ここから軌道跡は大きく左に曲がり、本流の南古谷川に入っていく。

 

     紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群② 南古谷川林用軌道(仮)その4へ続く