インクラインの跡がはっきりしてきた辺りから上を見上げても終点である上部軌道は確認できない。
横から見て
下を見て
レールを発見して
直登すること25分、上部軌道にたどりついた。全体的に土に埋もれつつあり、写真右上の石垣ぐらいしか人工物が見当たらなかった。とにかく前進してみる。
角を曲がったすぐ先で岩がごろごろ転がる枯れ沢に軌道跡は消えていた。昔は橋があったのか?
沢を越えると軌道跡は復活した。関係ないが森林鉄道の中でも上部軌道というと更に隔絶された感があってゾクゾクする。しません?
石垣や
たまに枕木も
やがて軌道は右に曲がり、大きめの沢が左下に見えてきた。
そこそこの水量がある沢だ。おそらくこの下に案内板の滝が。つまり、ここを流れていくと大変おもしろいことになるにちがいない。
というのも川底が一枚岩のようになっており、とても滑りやすそうに見えたからである。(実際に歩いてみると見た目以上にグリップがしっかりしていた)
沢を越え更に進んでいく。
坂ノ谷森林鉄道 其の6へ続く