人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

八重地土工森林組合林用軌道9(完)

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峠まで戻って来た。時間はまだ余裕があるので引き続き本線を探索続行する。

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前回足止めを食らった崩落をかわすため、尾根道を通って崩落の向こう側を目指す。

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流石に見晴らしがいい。いい景色だ。

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たまに小ピークを迂回しながら進む。が、登らずに済む方が楽そうに見えたが、斜面をトラバースするのもどっこいどっこいだったりする。

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崩落を越えるとしか考えてなかったが、かなり登ったため路盤の高さまでなるべく安全に降りられそうな場所も考慮に入れなければならなくなった。

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ガソリン缶やワイヤーが落ちている。

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尾根沿いに唐突に植林帯が現れた。昔はこの山はどんな姿をしていたのか。

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一升瓶。

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なだらかな傾斜から谷になっていく場所があったのでそこを降りていくことにする。
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10分ぐらいで林道に降りることができた。

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林道の前後を見渡すと崩落や斜めに積もった土砂など結構荒れた状態だ。

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終点に向かって滅多に人が通らないだろう道を歩き始める。

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きれいなところはきれいなんだが。

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!? 道が急に登り坂になった?

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と思ったら くの字状にターン?

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また曲がって終点方向を向いた。いびつなℤ字のカーブだ。なんだ?てっきりこの道が軌道跡を改修したものだと思っていたが違うのか?この時点で軌道跡を見失っていることを自覚した。この最終的な直線が軌道跡かとも思ったが、ここにつながる平場などは見つけられなかった。

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終点までは1km無いようだったが

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写真では分かりづらいが、この先の道の傾斜と荒れっぷりに怖気づいた。加えて時刻は3時になろうとしていた。とある1件以来暗くなる前に帰還することを誓っていたので、ここで撤退することにした。

 

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林道から尾根まで登り、また縦走するのかとうんざりしたとき、単純な答えを思いついた。「ここから降りればいいんだ。」

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という訳でショートカット。

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鉄塔を目標に駆け下りた。

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かなり早く登山道部分まで戻ることができた。ちらりとここを登るルートも考えたが、下りはともかく上りは自分の体力的に厳しそうだ。

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最終的な踏破箇所はこんな感じ。ぶつ切りだが個人的には満足したので良しとする。

 

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八重地地区の遠景。この土地のそう古くない歴史の隅っこを辿らせてもらったが、楽しませてもらいました。

 

 

 

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ここからはおまけ。八重地トンネルを抜け、那賀町に入り山を降りていくと川にぶつかる。

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そこに大轟の滝という大きな滝がある。

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道路はつづら折りでこの横を登っていくのだが、それとは別に滝の横を通る遊歩道がある。それがこれだ。

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崖っぷちを鉄橋や片洞門で通る見事な遊歩道だ。

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実は大轟の滝から上流の神影神社のあたりまで(写真)古地図には林用軌道のマークが記されているのだ。そして滝の上まで軌道で運んだ木材を下流へ降ろすための木馬道がこの遊歩道の前身らしい。と、どこかで聞いたか見たと思ったのだが思い出せない。間違ってたらすいません(笑)

 

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最後にこの軌道で1番印象に残っている起点の写真を貼って締めとする。

 

           八重地土工森林組合林用軌道(完)
   

八重地土工森林組合林用軌道8

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もはや見慣れた軌道跡に立つ。今回で支線(仮)の踏破と本線を可能な限り辿るつもりだ。

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ホワイトロード(白いので命名)を抜けて

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峠に着いた。

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西三子山の北側へと延びる支線と思しき軌道跡(黄線)を歩き始める。 

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前回足止めを食らった崩落を高巻きして突破する。上から見るとすごい景色だ。

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無事突破するが終点が分からないので先を急ぐ。

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前方で大きく右に曲がっている。突き当たりは谷のようだ。
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 急角度の涸れ谷だ。

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 やや広くなった曲がり角に差し掛かると

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 おなじみの一升瓶・・・の破片が。

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山頂への登山ルートからも外れているので使用する人も少ないだろう。

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 動物の骨だ。なむなむ。ちなみにうちは神道

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 また谷だ。

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 雨が降ったら多少は水が流れるのか?しかしさっきもそうだが谷付近には遺構は何も残っていなかった。

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路盤は土が積もって埋もれつつあるが、岩を削った土工がここは道だと教えてくれる。

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また崩落というか割れ目が見えてきた。

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その向こうにはなだらかな尾根が広がっている。

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割れ目を越えたあたりで完全に路盤を見失ってしまった。

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ワイヤーや朽ちた木材などわずかに遺物が残っている。地形的にみてもここが終点である可能性が高そうだ。

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加えて、尾根を通りこすと急な斜面に道らしき平場は確認できなかった。峠から1時間弱、西三子山山頂から北北東の尾根で軌道は終わっていたようだ。

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見つけたのは砦みたいな大岩だけだ。

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いや、それと茶色の山肌に珍しく緑が茂っていた。

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これなんだろう?

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これで支線はクリアした。後は残った本線を辿るとしよう。どこまで行けることやら。

            八重地土工森林組合林用軌道9へ続く

 

 

八重地土工森林組合林用軌道 7

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西三子山(後山峠?)高丸山 という看板が立っている。ここはどうやら峠のようだ。

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西を見る。右のほうに延びる道が上下に二本見える。左には道は見当たらない。

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振り返って東を見る。右が今来た道だ。左にも道が延びている。

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ここを斜め上から見るとこんな感じ。古地図には起点から現在地の峠を経て、北の終点へと延びている一本道の軌道が描かれている。しかし五話のラストで言及した昔の上勝町のことが書かれた本に載っている八重地の軌道らしき写真。そこには三叉路のポイントが写っている。それを描き起こしてみた。

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実物は白黒写真だがこんな感じ。これが峠として、そこから推測すると

 

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実際には西三子山の北へ伸びる支線が有ったのではないか?二枚目の写真で述べたが西三子山の南に向かう道は確認できなかったのだ。

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しかし、まずは北へ向かう本線?をたどってみる。道は車道並みの広さがある。軌道時代後、車道に改修された感じがする。

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霜柱だ。

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道は徐々に左側、北へと向かっていく。

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あっ

 

 

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斜面が崩落している。正面突破は難しそうだ。

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高巻きして上を抜ける。

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やれやれだ。

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先に進む。

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が・・・

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さっきより大きな崩落が。向こうに道の続きが小さく見える。

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小石が断続的に転がり落ちている。しかも今度は遥か上方の稜線近くから崩れている。高巻きはやれないことはないが大変そうだ。ここで撤退した。

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峠まで戻り西へと向かう。軌道の雰囲気を持った細い道の下に車道と思しき幅の道が並んでいる。もちろん進むのは上の道だ。

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少し歩くと斜め上に道が分岐している。電力会社の巡視路兼山頂への登山道だ。もちろんこれもパスしてまっすぐ進む。

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道の幅や傾斜、雰囲気からやはり軌道跡だと思われる。

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下に平行して走っていた道はどんどん高度を下げて離れていった。これは軌道時代後に造られた林道(車道)だろう。地図には載ってないが西三子山の北の谷あたりに降りるんじゃないだろうか。

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・・・こちらも崩落だ。時間の関係でここで撤退することにした。実際こちらはどこまで続いているのか分からないという理由もあったが。

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今回までで踏破したのは赤線の部分。

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やや不完全燃焼だったが帰路につく。ぶっちゃけ本線の未踏破部分ははかなり荒れていると思われるので(終点も確認したし)ちょっともういいかなという気持ちがあったが、支線のほうはどこまで行ってたのか確かめたいと思った。
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いや、この岩は帰り際に見たらなんかちょっとかっこいいなと思っただけで深い意味はありません(笑)

 

         八重地土工森林組合林用軌道 8の予定

 

 参考文献 山で生きるということ かみかつ山の聞き書き 2014 

      発行 かみかつ里山倶楽部

八重地土工森林組合林用軌道 6

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前回から1年半以上経ってしまったマイナー林用軌道の話の続きになります。ちなみにマイナーでない林用軌道はあるのだろうか?写真は徳島県上勝町内を西に向かって。

八重地土工森林組合林用軌道 1 - 人生崖っぷち(物理)

八重地土工森林組合林用軌道 5 - 人生崖っぷち(物理)

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ここはタイトルにも名前が入っている八重地地区。棚田が有名らしく、にほんのさと100選にも選ばれている。

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八重地から更に登った場所にある西三子山への登山口のひとつ。

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急な登山道を登り切ると、なだらかな道ーーー軌道跡にでる。ここから東にある起点までは踏破できるところは探索したので、西を向いて現在登山道として使われている部分を歩き始める。

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送電線の鉄塔が立っている。電線は軌道跡をかすめながら西北西に延びている。

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鉄橋が架けられた谷。よく見ると

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前後に石垣が残っている。

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このあたりは軌道時代の遺構だろう。

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1本だけ橋桁が残っている(笑)

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渡橋(笑)

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所々に残る石垣や土工を横目に進む。

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切通しになったカーブの外に

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林鉄でお馴染みの一升瓶。林業関係者の持ち込みだろう。流石に登山客ではないだろう(笑)

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崩落場所にワイヤーが。しかしワイヤーはないと思うが。せめてロープでは?

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今まで土の茶色1色だった地面に白色が混ざるようになった。

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と思っていたら角を曲がると地面に敷き詰めたように白色が増えた。

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この辺だけ白い岩が露出しているのか。

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この辺りは路盤が崩壊して落石も多い。軌道時代は補修も多かったんじゃないだろうか。

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土の地面に戻って真っ直ぐ軌道跡が続いている。

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しかしこの山も3月とは言え妙に寒々としているのはやはり伐採したからだろうか。

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天気が良く遠くまで見渡せる。

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右側に見えていた稜線がだんだん低くなり前方に収束していく。

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そして第一の目的地に到着した。


         八重地土工森林組合林用軌道 7 へ続く

 

 鹿留林用軌道 ちょっぴり軌道残存区間 後編

 

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 林道沿いに番号付きの観音様が。特に拝んだわけでもないが・・・

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路盤の石垣の脇に突き刺さっているレールを発見!

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 たかが一本されど一本。これで軌道跡だと確定した。

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 そう距離は長くはないだろうがテンションが上がってきた。

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 こういうところは桟道が架かっていたのだろう。

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綺麗で歩きやすくいい感じだ。

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 この辺りは石垣がしっかり路盤を支えているのできれいに残っている。

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そして、見つけた時から気になっていた大岩。その陰には・・・

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複数の石仏が安置されていた。最初、遠目に見えたときに軌道跡でなくて古道なのかと悩むはめになった。元は古道があったのかもしれない。しかしすごい岩だ。

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 切通しだ。白い光はカメラのせいです。申し訳ありませんがスルーして下さい(笑)

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 これは大岩が転がっているだけなのか?

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見た目は普通の切通しに見えるのだが。

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 真上には岩が飛び出ている。

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 どこまで削ったのだろう。

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 振り返って。元々くっついていたのだろうか?

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 更に路盤は続く。と言いたいところだが、

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 写真のあたりで平場や石垣は消えてしまった。

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 ここで川を渡っていたのか?こちら側に橋台などは確認できなかった。

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 渡河して林道側に戻った。

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 何か見える。

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 石垣、いや橋台?崩れているせいで断言できないが、場所と古さからして林鉄のものだと思う。

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最奥まで行く気はなかったのでここで撤退。

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富士山を見ながら帰路につく。結局これらの物件もこれ以来再訪はしていない。新しいものに目移りしているせいでもあるが(笑)一つの路線でも詳しく探索していくとキリがないのだ。気が向いたらまた行こう。


         鹿留林用軌道 ちょっぴり軌道残存区間 完

鹿留林用軌道 ちょっぴり軌道残存区間 前編

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2019年4月に山梨、長野方面で3連続の探索をしたことがあった。といっても気になった所をちょい見ぐらいの感じなのだが。1枚目はサイクリングロードに転用されたつづら折りの軌道跡。地図を見ると冗談抜きで道がノコギリ状になっている。

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2枚目は林道が立入禁止な軌道跡。川沿いの林道が落石などで危険の為らしく、奥地に行くことが出来ない。地図上ならば隣の川から山越えてというルートもあるが、ガチな登山なので無理だし嫌だ。

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そして3枚目。ここは富士山の北東に位置する山梨県都留市。ここに流れる鹿留川沿いに林用軌道が通っていた。ちなみに ”ししどめがわ” なのであしからず。

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ゲートの手前に車を置いて歩いていく。

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詳しいデータを集めていなかったので、眼光鋭くぼーっとしながら林道を歩いていく。

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ゲートから10分ほど歩いたころ、林道から河原に降りられる場所があったのでなんとなく降りてみた。

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対岸に平場っぽいラインが見える。

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しかし平場は続いていない。自然の地形が道っぽく見えるだけか。

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しかし上流側にラインの続きが見えるような?木でよく分からない。

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・・・・あ。

 

        石垣があるよ!!あれ軌道跡だろ!?ていうか対岸だ!

 

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続いて上流側に移動すると綺麗に石垣が残っている。軌道跡に間違いなさそうだ。

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一見道が途切れているように見えても大岩の裏側を抜けていたりする。

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なんかすごい岩が見える。それとあの隙間・・・

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うまく渡河して対岸に渡った。

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まずは上流を目指す。

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このへんの路盤は割ときれいで歩きやすい。

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真新しいコンクリートが見えてきた。どうやら新しい橋を建設中のようだ。ということは手つかずの軌道跡はあそこまでか。

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路盤は護岸工事で消えてしまっていた。

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上流方向。

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下流方向。新しい工事のせいでなおさら昔の景色が分かりづらくなっている。

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需要があるか分からないが旧橋の橋銘板。なぜか旧橋自体はちゃんと撮らなかったが。

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これより上流は林道工事に飲み込まれてしまったと思われる。

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と言いたいところだが、先ほどの区間を考えると割と川沿いのこんなところが軌道跡という可能性も低くはない。次は残った下流方面を調べるとしよう。


       鹿留林用軌道 ちょっぴり軌道残存区間 後編に続く