2018年2月某日、朝から私は布団にくるまりネットをぼーっと眺めていた。せっかくの連休初日だったがいまいちテンションが上がらず、それでもどこかおもしろいとこはないかと検索をかけているとひとつの記事が目についた。ここはすごく楽しそうだ!すでにお昼だったがすぐさま家を飛び出て富士山を横目にかっ飛ばした。
中央道を松川ICで降りて坂道を下ると
天竜川に流れ込む支流のひとつ、小渋川がある。ここが目的地だ。
ネットの記事によるとこの県道から見える対岸にあるはずだが・・・
あ
対岸の山肌にラインが見える。
あれこそが葉が落ちて雪が積もることで明瞭になった林用軌道の跡だ。
写真は大きな橋の上から順に左(上流側)と右(下流側)を見たところ。
ロングショットでこれだけの軌道跡を見たのは初めてだと思う。写真で見た岩手の和賀仙人の軌道跡を唐突に思い出した。
対岸に注意を払いながら運転(危ない)していると小渋ダムに到着した。
上流側は言うまでもなくダム湖だ。流石に軌道跡は水の下に沈んでしまっているが、それよりも正面に見える謎の穴が微妙に気になった(笑)。
そして下流側は・・堰堤の直下まで軌道跡が続いている!行きたい!あそこに立ちたい!でも、あそこは見学させてくれないだろうなあ・・・
ダムの堰堤上よりの眺望。いい眺めだ。しかし眺める分にはいいだろうが、雪の積もった断崖の軌道跡・・・よく滑りそうだ。雪のない季節に挑むしかあるまい。だが、さしあたっての問題は今晩の寝床だ。2月の長野で車中泊はきつそうな予感がした・・・
久原鉱業所の木材搬出用軌道 FILE 2 へ続く
参考サイト 工場長の製作日誌 様