三日目の朝、安芸市の伊尾木川をさかのぼる、が、目標がある対岸に渡る沈下橋が水害で壊れており、真新しいコンクリートで作り直されつつあった。しょうがないので一旦南下し、別の橋を渡って目標を目指す。
川と山に挟まれた一車線の道路を進んでいくと山側に奥まった暗がりが見える。そこにあったのは毎度おなじみのコンクリート橋。道路の横に軌道が藪に見え隠れしながら並走しているのだ。そして程なく開けた空間にたどり着く。
花という集落にそびえたつ高架橋。伊尾木森林鉄道の遺構だ
伊尾木川の支流である小川川を鉄橋で渡り、途中でコンクリート橋の高架になって集落を横断している。
パノラマ撮影。ブログに載せるとものっそ小さい。
川にそびえる橋脚は流石に随一の高さを誇る。
四角いコンクリート橋脚だが根元はブロック?後年の補修だろうか?
あれ?、次は円柱型になった。
今度は石積み・・・。
戻った?いや、楕円形か?
なんでこんなにバラバラの橋脚なんだろう?
理由は不明だが見ている分には面白い橋脚群だ。かなりの有名物件だがやはり生で見れて良かった。あえて欠点をあげるなら流石にここは渡れないということぐらいか。ちなみにこの支流の小川川(おごうがわ)にも軌道の支線が通っていたが全長15km越えで山の中へと一直線。ガチ物件でした。
高架橋を堪能したところで次の目的地を目指そうとした。が、ちょうど通り道だったので魚梁瀬林鉄にちょい寄り道。有名な法恩寺跨線橋。
更に進むと半ば民家の庭と化す軌道跡。 奥に小さく写るボックスカルバートを抜けると貯木場跡だ。
奈半利川に残る橋脚跡。小さく立岡第二号桟道も見える。 今日は渡らない。
海岸沿いをひた走り高知から徳島へ。途中の砂浜で七夕飾りのようななにかってか大きいなぁと思っていたらどんと焼きの時期だった。
徳島の月ヶ谷温泉村キャンプ場にある殿川内森林鉄道(民間)の復元機関車。後ろの木馬はスルーで(笑)
中身はトラクター。
車輪やレールは殿川内森林鉄道のものを使用。開通は明治42年と古く、国営初の津軽森林鉄道と同時期で木や杉皮、炭を運んでいた。残念ながら探索はしていません。
この後もう1件探索をしたのですがそちらはまたいずれ。
四国探索(完)3 伊尾木林鉄の高架橋と殿川内森林鉄道の遺産
参考サイト せんろ商会なブログ様