これまで本流沿いに進んできたが、ここで左に曲がって支流に入り込む。
石垣が少しだけ残っていたがすぐに路盤は消えてしまっている。
本流との出合いにある砂防堰堤のせいで土砂が堆積して平らな河原になっている。
土砂で埋まってない辺りまで進んだが、軌道跡の姿は見当たらなかった。
少し戻って赤いテープのある場所から対岸に登ってみた。
あっさり軌道跡に復帰した。が、橋台も見当たらずどこで川を渡っていたのかは分からなかった。
浅い掘割の中を進み
大きな切り通しと
小さな切り通しを抜け
難所を振り返った後に
またもや難所
そうやってしばし進むと
なんとなく見覚えのある広場に出た。
切り通しっぽい場所を抜けると
特徴のある砂防堰堤が見えた。前回、森林鉄道祭の時に到達した場所にようやく反対側からたどり着くことが出来た。
本来なら軌道跡を引き続き辿るところだが、時間的に余裕がないことと、実は途中で足を攣っており、身体的にも余裕がないことから素直に林道を歩くことにした。
ゲートを逆に抜けて林道を歩く。
根利の端辺りまで来て住んでる方とあいさつを交わしたのだが、この辺りは熊が出るぞと忠告をされた。いや、ここまで来て言われてもと思ったが、当時そのへんの注意をあまりしていなかったので、これ以降は気を付けるようになった。
ようやく根利にたどり着いた。
根利から県道へと上がり、朝の仕込みの場所へ
折りたたみ自転車で南郷へ戻るのだ。ここから8km歩くのはちとつらい。
自転車で県道を走ると35分ほどで車に着いた。日中歩きどおしだったことに比べて一瞬と言っていいような帰路だった。
2015年の探索で完全廃道部分は踏破したが序盤の南郷から柿平の軌道部分は未踏破のままで終わった。2020年にその未踏破部を探索したが結局、よくわからないということがわかった。そのレポをもってこのシリーズのとりあえずの区切りとしたい。
根利森林鉄道その13 南郷-根利区間 7へ続く