いかにも軌道跡という感じの道が始まった。
石垣と木橋だ。
苔むした石垣は林鉄時代のもので白い石垣と木橋は遊歩道化で後付けされたものか。
切り取り工の岩壁の下を進む。
少し分かりづらいが遊歩道は中央に見える木橋まで下って、向こうに見える軌道跡まで登っている。元は木橋があったのだろう。この距離の路盤がごっそりいったとは思えないが。
木橋から眼下に河原が見える。
来た方を振り返ると降りてきた石段が見える。後付けのはずだがいい感じに苔むしている。
木製桟道の残骸があった。林鉄時代のものだ。
こちらもそうだ。流石に現存は難しいが、わずかでも残っていてくれると分かることもある。もちろん専門家が(笑)
という看板があった。
今度は吊り橋が架かっている。
土砂に押しつぶされつつある遊歩道。
2つ目の吊り橋。立地が険しい。
三つめ。落葉が積もっているとなんとなく廃橋っぽく見える。
小さな切り通し。
木製方丈橋。簡素な造りだが好みだ。
大型の見事な切り通し。カーブを描いている。
どうやら地図にあった分岐のようだ。遊歩道はここで右に下っていくが軌道は間違いなく真っ直ぐだろう。
はてさて。どうするか?
紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群④ 亀谷森林鉄道 3 へ続く