レールだ。僅かに顔を出している。
やはりレールが残る軌道跡は好ましい。
小森谷に沿って走っていたこの森林鉄道は途中で西から合流する中津川沿いに入っていく。そのため途中で左に曲がるわけだ。何が言いたいかと言うとどの写真のあたりで中津川に入ったのか記録をつけていなかったので全然わからない。
また沢が見えてきた。
振り返ると橋台が見える。
そして上流側にも橋台が残っている。と、その向こうに何か残っている。
人気に注意、とはなんぞやと最初思ったが、火気に注意だった。田辺営林署の文字が見える。
更に前進する。路盤はだいぶ荒れている。
2本目のレールを見つけた。
もしかしたらそこそこレールが埋まっているのかもしれない、とこの時は思った。
前方が明るく見える。廃道でこれは嫌な予感。
思った通り大規模な崩落が起きていたので一旦河原に降りる。
一緒に崩れてきたと思われるレールが落ちていた。
崩落地点を越え更に前進する。
遊歩道の入り口から撮影しながら歩くこと2時間15分。
複数のワイヤーが付けられた鉄のパーツが落ちていた。これは?
紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群④ 亀谷森林鉄道 5へ続く