石碑、石仏、古隧道。見事な3点セットである。
さて、残念ながら通り抜けられないので山を越えて反対側を見に行くとしよう。
地図には載っていないがトンネルの広場の向こうにも道が延びていた。こちらの方角に尾根越えの車道があるので、この道をたどってみる。
隧道までは荷車ぐらいが通れる道だったが、こちらは完全に歩道だ。
しばらく歩くと墓地の横に通じていたので、下を通っていた車道に降りて更に進む。写真は尾根のあたり。
尾根を越えると人の気配が感じられなかった。使われていない畜産系と思しき建物と空き地が広がっていた。
ここが隧道へ通じる道の入口。
ほぼ廃道と化しているはずだが割ときれいだ。
こちらが反対側の坑門だ。見た目は一緒。
向こうと違い、こちらは壁がただのセメントだ。
洒落っ気を出したのは集落側だけか。
あとで古地図を見ると隧道開削以前は多少ずれているがこの上を越えていたようなので、隧道が造られてさぞ楽になっただろう。
さて、こちら側にも地図に載っていない小道が反対側に延びていたのでたどってみる。
こちらは半ば廃道状態だ。
花を愛でつつ進む。
なんとか車道につながっていた。
ここに出てきた。トンネルを通り抜けることは出来なかったが、とりあえず探索完了だ。
帰りは川島地区の南西の出原谷川に出て川沿いを歩く。
ここからおまけ。川の対岸に水路があったが、川が急カーブした地点の岩壁を桟橋で越えていた。
主題と全然関係ないがこういうのも好きなのである。
さて、掲載されていた3つのトンネルの残りの1つだが、ややメジャーだがせっかくなのでこれも紹介することにする。
手彫りのトンネル その3 木馬道隧道 丹生谷の吊り橋50選より に続く
参考文献 丹生谷の吊り橋50選 製作:地域再生塾丹生谷応援団 徳島大学地域再生塾