上流に向かって右側の左岸を進むが何の痕跡も見当たらない。渡河して右岸に移ってみる。
右岸をしばらく歩いていてふと上を見上げると草に埋もれた石垣の一部が見えた。左右を見渡してみると
下流方向にも
上流方向にも平場が伸びている。ようやくこれは当たりか?
しかしである。写真は平場の上から見下ろしたものだが、ここは軌道跡らしきものがあった川沿いよりかなり高い位置にあるのだ。接続していないのか?
分からないので2回目のスルーをして、まずは上流を目指して歩き始める。
崖下に沿って軌道跡?は延びているのだが
川が近づいたところで唐突に途切れてしまっている。
川沿いの路盤が崩落したのかと最初は思ったがそうではなさそうだ。
多分ここは木橋で渡河していたと思われる。
しかし、対岸に渡っても明確な跡は残ってない。というか分からない。
真横には白い岩壁がそそり立っており、直下の平場はそこまで広くはないのだが。
せめて草が無ければ痕跡を見つけられるかもしれないが。
やがて川と斜面にはさまれて平場が無くなった。
右岸にまた戻ったのか?
川を渡ると草に埋もれた斜面が広がっている。
登っていくとそこそこの傾斜があって軌道があったようには思えない。
完全に平場の続きを見失ってしまった。
石垣に・・・見えるような?探索あるあるだが、石垣ではないだろう。
どうにも手詰まり感が強いため、この時点でこれ以上の遡行を諦めてしまった。私のメンタルはたまに豆腐並みになる。熱意が高まれば湯豆腐ぐらいにはなるが。しかし、軌道とは直接関係ないが地形図を見て気になった場所があったのでそこを最後に見に行くことにした。
苧生茂(おいも)谷の林用軌道 7へ続く