事態は急テンする。 坂を登った掘割りより先の奥地が分かってきたのに対して、男女倉の集落付近のルートと軌道跡とされる県道の坂に関しては今一確信が持てなかった。 男女倉集落を出て県道はまず、沢に沿って谷間を登っていく。 これは坂の途中から見下ろし…
前回探索した11月中旬から仕事やら用事やら別の探索やらで忙しく、時は跳んで12月30日のみそか。なんとか年内に一区切りつけようとやって来た男女倉は・・・・・白かった。 しかし積もったと言ってもほんの少しだ。気にせず突入する。 白い渓谷、いや…
国有林森林鉄道全データによると男女倉林道は大正14年(1925)和田町男女倉川観音橋上流地点から8835mを開設、昭和11年(1936)全線を廃止とある。1世紀前に造られて11年間稼働した森林鉄道。ここは軌道跡にほぼ間違いないと思われるが…
何もないと思っていた。しかし・・・ 前回の探索からちょうど1年後の2025年11月。五台橋 (長野県上田市) - 人生崖っぷち(物理)を見に行った帰り道、ちょっと男女倉を覗いてみようと思いたった。時刻は16時30分。晩秋の日没前ということもあり…
2024年の6月、何となくドライブをしていたとき、長野県長和町にある中山道の和田宿に立ち寄った。そこに黒曜石石器資料館と併設して林業資料館というのがあったので覗いてみた。 資料館のほうは斧やノコギリなど一般的な道具の展示が主だったが、ガラス…
現在の愛宕橋から少し谷に入り込むように旧橋は架けられていた。 コンクリートの橋台と橋脚の基礎が半ば埋もれかけている。その下の方に・・・ 倒木、いや、これは 下に降りて近づいてみる。 ボルトだ。ボルトが刺さっている。 それに鎹(かすがい)か? 倒…
2025年の年末、メインの探索を終えて群馬県中之条町の国道405号を南下していたところ、そういえばここで朝通った時に何か見えたなと思い出した。 そう、橋からちらっと見えていたのは旧橋の橋台跡だった。ちょっと覗いていこう。 橋台が見えるがなん…
周囲を見ても僅かに1本だけ残る枕木。(今見ると左下のも枕木に見える)発見者のおさじんさんもここしか見つけていないが、これは犬釘が無ければ枕木と認識できなかっただろう。 その先にもう少し進んでみる。 多分林道入口から数えて20個ぐらいの堰堤が…
石垣以外に足元に何かないか確かめながら先へと進む。 砂防堰堤を見下ろす高さを道が通っている。最初のうちは。 日影に薄く雪が残っていたが気温はさほど低くなかった。 熊笹を踏み分けて進む。 ところどころ石垣はあるが、軌道跡であると確定できる遺物は…
11月の半ば頃、主にツイッターで投稿されているおさじんさんから自分のもとに1本のメールが寄せられた。しばらく前に別件で重要な情報を教えてもらったことがあり、探索者としてもかなりの腕を持っておられるおさじんさんだが、そのメールには大門川で軌…
大門川編に入ります。 2025年1月に川俣川の第1次探索を終え、次に大門川の軌道について探索を進めていくことにした。美し森で川俣川の軌道と分岐した後のルートがどこを通っていたか分からなかったが、とりあえず軌道跡の可能性が高い奥地の川沿いを探…
遠野の地から南下して、ここは栃木県宇都宮市。もうひとつの目的地である栃木県立博物館にやってきた。写真は同館がある中央公園内のみかえり橋。なんか琴線に触れたのでパシャリ。アーチ橋はいいぞ。 10/4~11/24まで開催していた企画展。”異”常の色…
あけましておめでとうございます。今年も道と共にあらんことを。 奥へ奥へと進む。道は未舗装となり、時間も3時を過ぎている。5時には暗くなるだろう。 目前に影が現れた。残念、ただの鹿だ。河童じゃない。熊でないからいいが。 一度間違った道に入り込ん…
今年もいろいろ周りました。あと、投稿数が400を越えたことに先日気付きました。 自分では終わりかけていたのが、ゆたさんに声をかけられて完結することが出来た田立林鉄のインクライン踏破。長野県南木曽町。 ヨッキさんとの合同探索では体が資本、踏破…
\ 橋台といえば普通は直線や台形で構成されたものが多いが,この橋台は滑らかな曲線で形作られている。橋台自体に川の流れが当たることが前提になっているのだろう。 それはともかくネットで見た写真には橋脚があったのだがそれがない。先程の路盤の分岐を考…
しばらく進むと築堤で谷を越えていた。 築堤は後年のもので軌道時代は木橋だったのだろうか。 祠の神様がいたので軽く祈っておく。 景色を楽しみながら軌道跡を歩く。 砂防堰堤があった。砂防指定地とは砂防法(明治30年3月30日法律第29号)第2条に基づき、…
25年11月、博物館めぐりと探索の遠征に。 見慣れぬ電車が目の前を通っている。岩手県の釜石線だ。休憩込みで文字通り半日かけてやって来た。 岩手県遠野市。言わずと知れた「遠野物語」の舞台である。1回行ってみたかった遠野市立博物館と、ついでに遠…
長野県内を”木橋”で検索していたら一本の橋がヒットした。茅野市の多留姫神社という所にあるらしい。現地に行ってみると真横にまだ新しく見える高架橋がそびえており少し圧倒された。名は多留姫大橋だそうだ。多留姫大人気である。 車道からは林しか見えない…
眠い。途中小休憩はとったが、6時の待ち合わせに5時に集合場所に着いたため1時間も寝ていない。11月21日、ここは奈良県下北山村。以前レポートした岩屋谷の隧道に4度目の挑戦をするために訪れた。そう、4度目である。あそこに隧道目的で4度訪れる人…
長野県上田市にある鹿教湯温泉(かけゆおんせん)。古くからある湯治場として観光だけでなく療養の面でも知られている。そして温泉のシンボルとして有名な橋がある。 五台橋。 希少な屋根付きの木造橋だ。 金属で屋根は葺いているが、まごうことなき木造の桁…
対岸の平場に登る。橋台は見当たらなかったが、低い石垣が確認出来る。 登って右側は沢へ降りていく斜面と、登っていくピンクテープが。ここまでほぼ一緒だった登山ルートとここで別れる。 左側には平場が伸びている。こちらが軌道跡だ。 ・・・だと思う。 …
前回見えた石垣上の路盤に足を踏み入れる。 そしてそこから更に見上げると上にも石垣が見えた。ここで九十九折りによって高度を稼いでいたのか。 真っ直ぐ進むと路盤は不明瞭になった。先は崖だが多分この辺りでカーブして 180度ターンしていたようだ。 …
地獄谷の本谷をあるものを探しながら進んでいく。ネットの登山系のブログに写っていた石垣。軌道の跡らしいと推測されていたそれが今回の目的の一つだ。 対岸(左岸)を見てみると、平場っぽいものは見えるが、” 路盤らしい平場のラインは見えない ”・・・こ…
直接携わっていた人とか贅沢は言わないから戦前の駅北の様子を知っている人の伝手が欲しい今日この頃。 前回の1月から時を経て2025年10月。再度川俣川に挑むことになつた。というのも登山系のブログを見て気になる記事を発見したからだ。すっかり馴染…
清里の軌道の記事のつなぎということでマイナーな1品をチョイスした。 ここは長野県小海町。八ヶ岳の東側に位置し、県道が茨沢川を渡る急カーブにこの橋は有る。 八ヶ岳橋。ここは下っていくと観光地の松原湖、上っていくと八ヶ岳の稜線を越える麦草峠があ…
ご覧の通り斜面を削った状態ですっぱりと林道は途切れている。 行き止まりの向こうには道の痕跡は見当たらない。予想通りにここが軌道の終点だったのだろうか? 念のため上を見上げても 河原に降りるため降っていっても、やはり途中に平場は見当たらない。や…
崩落地を振り返る。ここまで全体的に見てもそんなに危険な箇所はなかった。(当社比) 堆積した土石を乗り越えると次の橋が見えてきた。 滝見橋 昭和43年12月。この頃に林道が造られたのか? 最初の橋(名称不明)より大きい。そして名前の由来は右を向…
でかいコンクリートの塊・・いや、板が転がっている。 その正体は崩れて落ちてきたコンクリートの擁壁だ。上を見ると道の続きが見える。 振り返って。 土砂ごと崩れて路盤に堆積して斜めになっている。この区間の林道はいつから使われていないのだろう。 残…
国定公園美し森の看板の後ろ、左へと登っていく道こそが軌道跡だ。といってもこの探索時点(2025年1月)では70%ぐらいの状況証拠しかなかった。鉄道旅行地図帳の大雑把な地図と登山客のブログなどからの推測だったが、この後地元民からの証言を得て正…
2022年に山梨の鹿留林用軌道についての記事を公開したが、その冒頭でちらりと他の軌道について触れている。その一つがここ、かって一大ブームを巻き起こした観光地である清里にあった林用軌道。 msx4.hatenablog.com 清里駅の横の道を200mも登ったと…