人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小ネタ 島田軌道と天竜の木橋

ここは静岡県島田市。ここに明治から昭和まで日本で最も長期間、そして一番最後まで営業していた人力の軌道が島田軌道である。サイト”歩鉄の達人”様の記事を見て一回行ってみたいと思っていたのが唯一の遺構であるこの橋台。写真は島田駅方向で立派な堰堤も…

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群① 妹尾森林鉄道 3(完)

軌道跡が土砂に呑まれた場所から車道に上がってみる。ちなみに土砂、というか河原へ降りるランプの先に軌道跡は確認出来なかった。 しかし、しばらく進んだ先ぐらいで(気づいたのは帰り道で正確な場所を覚えていない)道路の上に石垣が。最初は砂防用のもの…

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群① 妹尾森林鉄道 2

河原の砂利の中から石垣の小道が姿を現していた。軌道跡だ。 曲がり角を岩の切り通しで抜けていく。 その先に路盤はない。桟道を通していたのだろう。 その先の植林地帯には石垣が残っていた。 川沿いに軌道跡は続く。ここの乱積みの石垣が何故か印象に残っ…

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群① 妹尾森林鉄道 1

ただ今17年2月、ここは和歌山県日高川町の猪谷橋。橋の右側にある日高川に左手から猪谷川が合流しており、この猪谷川沿いに妹尾林道ー妹尾森林鉄道があったらしい。ちなみに資料は「日本鉄道旅行地図帳」の5万分の1白地図に描かれた大まかな軌道と妹尾…

紀伊半島の森林鉄道・林用軌道群

林鉄業界で紀伊半島といえば高野山森林鉄道や大杉谷森林鉄道などが有名だが、その他にも大小様々な軌道が存在していた。(ググってみたら3番目にうちの十津川村の記事が出てきた(笑)その中でもわずかでも遺構が残り、尚且つあまり紹介されていない軌道にスポ…

Commuter line act 3(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)

時は流れて17年10月、再攻略の時は来た。ちなみに写真からも分かるようにこの道以外の降下ルートは全くない。急斜面でなくて、崖である。ならば前回降りれそうで降りれなかった最後の難関を突破するしかない。いざ! ・・・無理でした(笑)。足場になりそ…

Commuter line act 2(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)

17年6月ようやくアタックを開始する。 踏み板はボロボロだが、骨組みのレールはワイヤーや針金で結構しっかり固定されている。 振り返って 前方に白い崖が見えたあたりで道は折り返していたようだ。が、ちょうど折り返しの地点の道の跡がよく分からない。や…

Commuter line act 1(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)

働いている人が自宅と職場を往復する際に使う道を通勤路と言う。そんな通勤路の1つ。 2016年11月、岐阜にある小坂森林鉄道の兵衛谷支線を探索していたとき、人工物が目に飛び込んできた。 レールで作られた桟道があった。小道が下に向かって降りてい…