人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

2016-01-01から1年間の記事一覧

閑話その1 日本3大美堰堤

本編の終わりが見えないのでここらで一休み。皆さんは日本3大美堰堤というのをご存知だろうか?ひとつは大分県の白水堰堤。昔、焼酎のCMで有名になったことがある。 左右非対称の優美な姿をもつ堰堤である。 もう一つは愛知県の長篠堰堤余水吐。ここは堰…

稲又森林鉄道7

沢自体は水量も少なく簡単に渡ることが出来たが、軌道跡は対岸の崖の上にあり急斜面を(自分的には)苦労してよじ登るはめになった。ちなみに橋の痕跡は無く、後年架けられたと思われる吊り橋のワイヤーのみが残っており、その部品に犬釘のついた枕木が使わ…

稲又森林鉄道6

ようやくたどり着いた上部軌道は下界から隔絶した別天地のように思えました。しかし意気揚々と歩き出そうとすると・・・ いきなり広範囲にわたって路盤が消失。吊り橋の残骸が残る沢を越えてやっと軌道跡が復活します。 とても穏やかな直線を進み、 風通しの…

稲又森林鉄道 5

前回インクラインの手前まで紹介したが、その前に稲又橋付近の軌道について少し言及したい。時系列的にはこれより後の探索になるが、早い話が軌道は現道より上方を緩やかな斜度を保ちつつインクラインの手前まで降りていっていた。ほとんど崩落したり現道に…

稲又森林鉄道 4

図らずも支線から攻略することになってしまったが、当初は支線の存在すら知らなかったのでこれはこれで良しとする。まだ本線との分岐地点から切り通しまでが未攻略だが、支線はひとまずおいといて本線を攻略することにした。ネットの数少ない情報によると本…

稲又森林鉄道 3

そしてここからが地獄の始まりだった。自業自得とも言うが・・・。 軌道跡は岩を穿ち崖を削りながら徐々に高度を上げていく。何か所か崩落を越えながらひたすら進んでいくが・・・ すでに河原から数十メートルの高さにまで上昇していたが、昔は木橋か桟橋で…

稲又森林鉄道 2

完全に間違っていたと思っていただけにこの発見は嬉しかった。どうやら軌道はもっと前に道から分岐していたようだ。ちなみに後ろを振り向くと・・・ 斜面にわずかな踏み跡があるだけで平場は見えなかった。とにかく前へ進むことにする。ちなみに切り通しを後…

稲又森林鉄道 1

ここは山梨県早川町の雨畑湖。その湖岸にある雨畑の集落のはずれに見神の滝という見事な滝があり、そこに稲又森林鉄道の貯木場が存在していた。そして軌道跡はほぼ現在の道路に転用されていると言う。確かにそのまま流用するのがうなずけるような場所を道が…

初めまして

初めましてペッカーと申します。近所の廃線跡にふと興味を持ちまして、それからネットの先達の記事にのめりこみ、いつの間にか色々な場所に突貫するようになりました。 拙い文と写真ですが、おひまつぶしにでもどうぞ。 なるべくネットに未出のネタを中心に…