人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

Commuter line act 2(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)

f:id:msx4:20171205222730j:plain

17年6月ようやくアタックを開始する。

f:id:msx4:20171205223649j:plain

f:id:msx4:20171205223714j:plain

f:id:msx4:20171205223818j:plain

踏み板はボロボロだが、骨組みのレールはワイヤーや針金で結構しっかり固定されている。

f:id:msx4:20171205225414j:plain

振り返って

f:id:msx4:20171205225456j:plain

前方に白い崖が見えたあたりで道は折り返していたようだ。が、ちょうど折り返しの地点の道の跡がよく分からない。やむをえず真下の位置にある道の続きへショートカットする。

f:id:msx4:20171205230331j:plain

f:id:msx4:20171205230504j:plain

今度はすぐに折り返し。

f:id:msx4:20171205230704j:plain

f:id:msx4:20171205231434j:plain

桟道でない普通の道を進んでいくと下のほうにややなだらかな土の斜面が見えてきたが・・・。

f:id:msx4:20171205231934j:plain

f:id:msx4:20171205231954j:plain

f:id:msx4:20171205232018j:plain

土の斜面に降りる最後の桟道が壊れていてどうにもならない。すぐ目の前に平らな地面が見えるのに・・・。微妙に降りられそうな感じだったが安全第一でやめておく。さて、どうしたものか。

 

             Commuter line (濁河索道通勤路)act 3へ

Commuter line act 1(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)

働いている人が自宅と職場を往復する際に使う道を通勤路と言う。そんな通勤路の1つ。

2016年11月、岐阜にある小坂森林鉄道の兵衛谷支線を探索していたとき、人工物が目に飛び込んできた。

f:id:msx4:20171203091502j:plain

f:id:msx4:20171203091544j:plain

f:id:msx4:20171203091755j:plain

レールで作られた桟道があった。小道が下に向かって降りている。

f:id:msx4:20171203092823j:plain

ここは濁河川の本流にさしかかったところで、眼下は断崖絶壁である。こんなところに道?いや、この近くには向こう岸の濁河支線に通じる索道がある。基本的に索道は荷物の運搬のみで人はーおおっぴらにはー乗ることが出来なかった。即ち、この断崖を谷底まで(110m程)降りて、向かいの軌道の高さまで(170m程)登らなければいけない。そのための道に違いない。無論天気がいい日ばかりではないだろう。雨、ましてや雪が降ったときにもこの道を使わざるをえなかっただろう。積雪時はどうしてたんだろ。ちなみに楽をしようと思うと、自分たちで加工した吹きっさらしの足場に乗って高さ100m以上の楽しい空中サーカスである。どちらも地獄だ。

それはともかく、今は兵衛谷支線の探索が先決である。あまり寄り道をしていられない。だからちょっとだけ覗いてみた。

f:id:msx4:20171203235034j:plain

 ・・・・・・行けないこともないが、気軽な代物でないことも分かった。とりあえず好天が続いたあとにアタックしよう。

 

        Commuter line act 2(小坂森林鉄道濁河索道通勤路)へ

 

 参考サイト「山さ行がねが」様

      「森林鉄道廃線跡解体新書」様        

日原古道へ その5(完)

f:id:msx4:20171129100812j:plain

道の下に落ちていたバイクの残骸に群がる面々。

f:id:msx4:20171129101050j:plain

微妙に口を開けた坑口を発見。

f:id:msx4:20171129101259j:plain

f:id:msx4:20171129101320j:plain

どうやら火薬庫らしい。

f:id:msx4:20171129101429j:plain

壊れたゲートがある広場に到着。

f:id:msx4:20171129101900j:plain

バケット式温泉でたわむれる漢2人。(プライバシー保護のため画像は加工してあります)

 

f:id:msx4:20171129224457j:plain

f:id:msx4:20171129224628j:plain

f:id:msx4:20171129224701j:plain

ワイヤーのみが残る巨大吊り橋。犬釘が落ちていたのでレールを通していたのか?

f:id:msx4:20171129225117j:plain

対岸を見るとkamosikaが。

f:id:msx4:20171129225411j:plain

f:id:msx4:20171129225428j:plain

そして最後のラストスパート。

f:id:msx4:20171129225604j:plain

f:id:msx4:20171129225808j:plain

f:id:msx4:20171129230250j:plain

無事にデポした車に到着。皆さんお疲れさまでした。今度ご一緒する機会があれば、その時までには技術と精神をレベルアップして参加させて頂きます(笑)

日原古道へ その4

f:id:msx4:20171125223255j:plain

巨岩が頭上にそびえる断崖絶壁に刻まれた道をすすんでいく。

f:id:msx4:20171125223533j:plain

はるか下方に川が見える。かなりの高さだ。

f:id:msx4:20171125223949j:plain

f:id:msx4:20171125224016j:plain

ふと振り返ると桟橋のようなものが見えた。家に帰ってから思い出した。あれが例の橋かと。この橋の真価は対岸から眺めて初めて分かる。

f:id:msx4:20171125230253j:plain

この辺一帯はほぼ下まで1直線である。

 f:id:msx4:20171127133440j:plain

しばらく進んだところで足を止める一行。そう、ここが最終目標。

f:id:msx4:20171127133723j:plain

f:id:msx4:20171127133739j:plain

 突き出た尾根の中腹に平場が見える。そう、これが今通っている道の更に前に作られた旧道であり、今回の探索の最終目標である。しかしそこへ通じる道は既に存在していない。

f:id:msx4:20171127135251j:plain

旧道(黄線・推定)はこんな感じでつながっていたと思われるが、いままで通ってきた道(赤線)を作った際に合流地点は削られてしまったのだろう。最も現道もむちゃくちゃ崩れているので本当のところは分からない。

f:id:msx4:20171127140337j:plain

上からロープを垂らし、平場までのルートを作る。

f:id:msx4:20171127140832j:plain

横のほうから見るとこんな感じ。

f:id:msx4:20171127140755j:plain

何とかルートを確保して先行偵察を行う。ルートクリア!

f:id:msx4:20171127141445j:plain

ロープをつたって平場へ下降する。約1名を除いて。

f:id:msx4:20171127141727j:plain

       「あ、上にワイヤーが通ってる。どこに通じてるんだろー」

 

 

 

 

      へたれました(笑)

 

 

女性2人を含む他のメンバー全員が行ったにもかかわらずたった一人だけお留守番してました(笑)ちょっと腰にきていて自由な動きができるか自信が無かったというのもありますが、だいたいここは「山さ行がねが」の記事で行きたくないと思った場所ベスト3に入る場所ですやん。今でこそちょびっと惜しかったと思うこともありますが、ずんばらりんと諦めることもこの業界で生きていく秘訣だと思います。(負け惜しみ風に)

f:id:msx4:20171127144234j:plain

さて、メンバーが戻ってくるまで暇になったのでワイヤーをたどってみることにする。向こう岸のプラットフォームに通じているようで、鉱石を運ぶかごが見える。

f:id:msx4:20171127144931j:plain

f:id:msx4:20171127145032j:plain

ワイヤーが弛んでいるせいか山肌を削りながら

f:id:msx4:20171127145325j:plain

f:id:msx4:20171127145346j:plain

f:id:msx4:20171127145411j:plain

 はるか上のほうまで伸びていました。へたすりゃ稜線付近まで上がってるのか?

f:id:msx4:20171127145808j:plain

 さすがにそこまで時間がないので適当に切り上げました。下に降りるとぽつぽつとメンバーが生還してきました。無事でなによりです。探索もあともうひと踏ん張りだ。

 

 

                日原古道へ その5に続く

日原古道へ その3





f:id:msx4:20171120234641j:plain

紅葉を横目に先を急ぐ。このあたりは広くてしっかりした道が続いている。

f:id:msx4:20171120235437j:plain

しばらく進むと荒れた沢があったが、崩壊を免れた石垣に排水口らしき穴が見える。

f:id:msx4:20171120235839j:plain

ちょっと中に入って見てみると、天井に木筋コンクリートが使ってあった。

f:id:msx4:20171121000759j:plain

f:id:msx4:20171121000823j:plain

そして道は徐々に高度を上げていく。

f:id:msx4:20171121001757j:plain

f:id:msx4:20171121001857j:plain

前方にこの道で最大の難所地帯が見えてきた。

f:id:msx4:20171121002532j:plain

f:id:msx4:20171121002751j:plain

だけどその前に上方に坑道があるというのでちょっと寄り道。急斜面を登っていく。

f:id:msx4:20171121003331j:plain

f:id:msx4:20171121003353j:plain

下を見るとこんな感じ。

f:id:msx4:20171121003618j:plain

レールが敷かれたままの坑道が口を開けている。はしご付きの立坑があったりして実際この辺の地中はアリの巣みたくなっているのだろう。

f:id:msx4:20171121100919j:plain

 f:id:msx4:20171121102705j:plain

 坑口の前で休憩後、出発。崩落地点を進んでいく。

f:id:msx4:20171121235414j:plain

f:id:msx4:20171121235429j:plain

崩落地点を過ぎて平場に到着。景色は素晴らしいが下を見るのは要注意である。改めて写真で見ると見てるほうがちょい怖い。

f:id:msx4:20171122000636j:plain

 ミラーがあるということはあそこは車道である。いや、車道だった。

f:id:msx4:20171122000942j:plain

 次回はいよいよ核心部へ

                日原古道へ その4に続く

日原古道へ その2

f:id:msx4:20171117214532j:plain

休憩場所から上を見上げると石垣が見える。道だ。いや、道の跡だ。

f:id:msx4:20171117215309j:plain

f:id:msx4:20171117215331j:plain

f:id:msx4:20171117215353j:plain

f:id:msx4:20171117215419j:plain

f:id:msx4:20171117215523j:plain

足元を確かめながら進んでいるといつの間にか石垣も無くなり、文字通り道なき道を前進する。

f:id:msx4:20171117220519j:plain

下方にコンクリートの構造物が。これは吊り橋の橋台であそこに降りるようだ。

f:id:msx4:20171117221058j:plain

荒れた斜面を慎重に降りていく面々。かくいう私はひとり別ルートで降りたひねくれ者である。木も生えていないガレ場が嫌だっただけともいうが。

f:id:msx4:20171117222126j:plain

橋台の上で一休み。ちなみにこちらにはもうひとりいます。

f:id:msx4:20171117222325j:plain

拡大して初めてダブルピースに気づきました。イェーイ!!

f:id:msx4:20171117222801j:plain

f:id:msx4:20171117222825j:plain

・・・〇〇子?

f:id:msx4:20171117223008j:plain

向こう岸にも同じような橋台が見える。

f:id:msx4:20171117223409j:plain

すぐ先に小さな沢があり、岩を削った小さな滝が目についた。

f:id:msx4:20171117223756j:plain

架橋して沢を渡る。ちなみにⅩ星人とⅩ‐MENのどちらを連想したかで年齢が分かります(笑)

 

                  日原古道へ その3に続く

日原古道へ その1

f:id:msx4:20171114215102j:plain

先日の日曜日、知り合いに誘われて東京の奥多摩に探索へ行って来ました。そこに集ったのは8人の猛者と一人のへたれ、即ち自分のことである。(何故かという理由は後述させてもらう)場所は日原古道。サイト「山さいがねが」で有名になったガチ物件である。まずは日原の集落から深い深い谷底へと降りていく。  f:id:msx4:20171114220428j:plain

f:id:msx4:20171114220744j:plain

 

f:id:msx4:20171114222622j:plain

 谷底につき吊り橋を渡る。作業道として整備されているためこのあたりは快適だ。

f:id:msx4:20171115225618j:plain

f:id:msx4:20171115225728j:plain

枯れ葉に埋もれた看板は、ここが集落と集落をつなぐ道であったことを示している。

f:id:msx4:20171115230252j:plain

f:id:msx4:20171115230333j:plain

大崩落を横目に簡易モノレールの軌道をまたぎ、河原に降りていく。

f:id:msx4:20171115231149j:plain

f:id:msx4:20171115231407j:plain

f:id:msx4:20171115231438j:plain

f:id:msx4:20171115231831j:plain

  難所を越えたところで一休み。そしてここから・・・

 

            日原古道へ その2に続く

 

             *プライバシー保護のため1部画像を加工してあります。