人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

坂ノ谷森林鉄道

坂ノ谷森林鉄道 其の8(完)

1瞬隧道かと思ったが、それは切り通しだった。右に向かって大きくカーブしており、ここで180度ターンして再度上流に向きを変えていた。 中で振り返って 名称は知らないがこの特徴的な岩盤のせいで強く印象に残る場所だ。 枕木や石垣、木橋跡などいろいろ…

坂ノ谷森林鉄道 其の7

そこには外れたレールと小さな木橋の残骸が。石垣もろとも緑に覆われて綺麗に朽ちていた。 その先も低い石垣の路盤が続いている。そこには 上も下も埋もれかけてるし一跨ぎ程の長さしかないが木橋が現存していた。木橋と言うにはおこがましいかもしれないが…

坂ノ谷森林鉄道 其の6

小さな沢のところでふと横を見ると レールが1本だけ残っている。元の位置ではないが。 次の沢には石垣・・・橋台が見える。 1本だけだが橋げたが残っている。加速度的に朽ちつつある木製橋梁の中ではこれだけでも嬉しく感じてしまう。 そうこうしているう…

坂ノ谷森林鉄道 其の5

インクラインの跡がはっきりしてきた辺りから上を見上げても終点である上部軌道は確認できない。 横から見て 下を見て レールを発見して 直登すること25分、上部軌道にたどりついた。全体的に土に埋もれつつあり、写真右上の石垣ぐらいしか人工物が見当た…

坂ノ谷森林鉄道 其の4

左側の坂道は作業道。軌道跡は中央を真っ直ぐ。右に小さく見えるのが林道だ。 暗渠(排水口?)がある石垣もあったりする。これは下から見たところ。 林道が川を渡る橋の横に駐車場がある。この奥にある滝の見学者用らしい。軌道跡は写真の左上にある。 ここ…

坂ノ谷森林鉄道 其の3

軌道跡はこのように沢沿いの山側に向かって曲がっていたと思われる。なぜなら 極1部ではあるが曲線を描く石垣が残っているのだ。そして 180度ターンして沢を渡っていた。つまり、つづら折りで高度を稼いでいたのだ。 沢を渡ると右に曲がり またもや18…

坂ノ谷森林鉄道 其の2

橋(の跡)だ!軌道はここで本流を渡っていた。橋台と築堤がとてもきれいに残っている。 下流方向から。 対岸から。 そして今度は左岸に沿って進んでいくが、林道の対岸という人が入りにくい立地のせいか枕木が少し残っている。 森に還りつつある枕木と犬釘 …

坂ノ谷森林鉄道 其の1

今回のレポートですが、実は1回目に踏破したときの撮影データを間違って消してしまったため2回目の探索時の写真で紹介します。そのため本来は発見した順番で紹介するつもりでしたが、わかりやすく起点から順に紹介していきたいと思います。 兵庫県と鳥取県の…

次回予告

仕事がひと段落ついたため活動再開。 以前記事にした音水、中音水支線を含む波賀森林鉄道。 そこから更に北に進むと兵庫県と鳥取県の県境に戸倉峠がある。 戸倉峠には新、旧のトンネルがあるがその更に上には 未成隧道がある。というのは一般的な常識だが、…