人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

布川橋 中編

これが例の橋か。思った以上に大きかった。そして泥。

木々の隙間から見てみると、どうやらトラス橋のようだ。

名前は”ぬのかわばし”。

竣工は昭和43年12月。両親柱とも頭がガリガリ削られていて年代を感じる。

親柱の横にも転落防止の・・・名前なんでしたっけ?がちゃんとある。

にしても酷い泥だ。長靴で来て本当に良かった。ちなみに白いバンドは塩水を含ませてヤマビルよけに使う。

橋の上まで泥が侵食しているが、気になったのは轍の跡。車が侵入している!?あと欄干のガードレールが微妙に低くてちょっと怖い。

なにはともあれ渡ってみよう。

ここからだと山に突っ込んで終了!に見えるのだが・・・

下流側のダム湖方向。かなりの高さがある。

誰だ断崖に黄色いペンキぶちまけたのは。と一瞬思ったが苔かなにかか?

上流側には小振りだが見事な滝があった。

隠れた名瀑というやつか。なんか得した気分。

さて、橋の端に着いたがこれは・・・

まずは親柱を。”布川”。ここで川の名前を知った。

そして”布川橋”。直球の表現だ。

雑木をくぐって見上げてみると岩が積もった急斜面が。ここは未成道なのか?

だが右側の脇を見るとまだ奥があるように見えたので、岩を乗り越えて前進すると・・・

平場、いや、道だ。完全な廃道だが奥に延びている。地図には載っていなかったが(注1)道はあったのだ。


       布川橋 後編 に続く

 

 注1 ”地理院”の地図には載っていない。