時は流れ2013年、再度,池郷川を訪れた。前回見れなかった隧道の上流側に辿り着くことが第一目標だったのだが・・・
綺麗に枝打ちされた杉。
使われなくなった集材機。切った木をワイヤーにぶら下げて運ぶときに使う機械だ。
深い谷を越えて未だ対岸へと延びるワイヤー。
対岸に聳え立つ巨岩の塔。石ヤ塔と呼ばれる景勝地はもう少し上流にこんな塔が林立している。
実は林道入口に告知があったのだが、それがこの通行止めだ。すぐそこに原因は見えている。
土砂崩れ、地滑りか?が起きて林道がぶった斬られている。
巨大な谷が遥か下方の谷底まで出来上がっている。控えめに言って相当エグい。
行き止まりから引き返して谷への降下地点に戻る途中、ふと上を見上げた。
なんか見える。
なんかじゃない。浅い涸れ谷の上に石垣が見えた。上にも道がある!?
頭上の岩壁の隙間を埋めるように食い込むように石垣が組まれている。
谷をよじ登ってみる。やはり道だ。林道を含めると4本目だ。
道よりも少し上から見下ろす。この広さは木馬道か。谷には木橋が架かっていたのだろう。
石垣が組まれている上流側は崖になっているため、残念ながらあちら側に登ることが出来なかった。
思わぬ発見だがこれを見逃す手はない。下流方向に向けて歩いてみよう。
池郷川の道々 4 へ続く