橋台の付近は崖のため谷を渡ることが出来なかったが、少し戻った地点で谷へ降りることが出来た。そして対岸の斜面上に埋もれた1本のレールがこの上にも軌道があることを指示していた、と、この時はそう思ったのだが・・・
崖の上に待っていたものは
これまた前情報に無かった予想外の代物だった。
前述したが、インクラインの麓に事務所があったのは知っていたがこちらの事務所(宿舎?)は知らなかった。だいぶ壊れているがそれでも原型をとどめている。
遺構も遺物も盛り沢山である。この場所は大きな平場になっており、事務所を作ったのもうなずける。また、切った木を一時保管する中継土馬としても使っていただろうと思われる。更に・・・
部分的とは言えこれまでと違ってちゃんと2本のレールが露出している!どちらかというとこっちのほうが嬉しかった(笑)そしてこの探索もおわりに近づいていた。
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