
ここは新潟との県境にある長野県の栄村。そこを南北に走っている県道507号から横を流れる北野川を眺めると

対岸に道(?)が見える。林道かと思ったが地理院地図には載っていない。とすると旧道の類いか?

とまあ、この時点ではそれほど興味を持たず、スルーしていたのだが

2024年の11月、近隣での探索を終えたのはいいのだが、絶妙に時間が余ってしまった。それで例の旧道(?)を少し覗いてみようと思い立った。これが実は軌道跡だったとかならテンションが上がるのだがそれは有り得ない(もう少し南だし)ので暇つぶし程度のつもりだった。

写真は北野川を渡る北野天神橋。入口を探すため県道の下の旧橋がある道に降りたのはいいが、目的の旧道(?)に道がつながっていない。どういうことだと対岸から観察すると

どう見ても道がない斜面に穴が開いているのが見えた。しかも素掘りの穴だ。まさか!?と思うと同時に県道の旧道じゃないと今更ながら気付いた。

結局、例の道に通じていたのは車道から降りる細い階段だった。車道どころか歩道だったとは!?

現県道の北野天神橋のほうへ細い徒歩道が続いている。

唐突に正体が分かった。水路か!足元にコンクリートの蓋がある。県道の旧道だと思い込んでいたのは地図に載らない規模の水路だった訳だ。

途中、交差した水路が勢いよく水を流していたが、よく見ると足元の水路に水は流れていなかった。廃なのかと思ったが、季節的に使っていないだけかもしれない。

そして橋をくぐった先に、さきほど見て予想した通りのものが見えてきた。

水路のものとはいえこんな所で隧道に出合うとは。日暮れ前の軽い散策のつもりがおもしろいことになってきた。
栄村の県道507号旧道(?)後編へ続く