第1回探索から1カ月後の2013年5月。今回は前回見れなかったある遺構をピンポイントで探索するために訪れた。
ここは根利の集落から林道を登り、ゲートを過ぎてしばらく進んだあたりのとある沢。ここから沢を下っていく。
少し降りると橋台=軌道跡が現れる。
しかも上下2段。写真の右上が新軌道、少し分かりにくいが左下が旧軌道だ。
このあたりは路線の改良で新旧2つの路盤が平行している。
このうち上の新軌道を下流側へと進んでいくと、大きなS字カーブで高度を下げていく。
川辺まで降りていく軌道跡。ちなみに旧軌道はS字を貫いて真っ直ぐ下っている。
奇跡的に橋桁の一つが残っている。
そして川面がいよいよ近づいて来たころ前方に暗闇が
素掘りの隧道だ。 名は不動隧道。手前に木橋用と思われる穴が開いている。
20m程の隧道だがきれいに残っている。
不動隧道を抜けるとすぐにもう一つの見どころが現れる。
通称 "かぶりの淵” とコンクリート橋台だ。
岩屋状に大きく抉れた淵を橋で越えている。
何の部品だろう?
下流側から
割とすごいところに橋台が建っている。
更に下流に進むと木製の桟道の跡が残っている。
隧道や橋台はまだ残るだろうが木製の遺構は残骸でも貴重になりつつある。
熊笹の藪が現れたところで撤収。そのまま直登するとゲートの傍に出た。そんな感じでさらりと1点集中の探索でした
続きか別ネタか 次回未定です
参考文献 山の幸を運んで 発行 よみがえれボールドウィン実行委員会