路盤と崩落と河原を交互に越えていく。
前方に大きな岩が見えてきた。そしてなにやら暗がりが見える。これは!
・・・・・隧道のように見える・・・気がする。
しゃがんで覗きこまなければいけないほど小さい。下部と周囲が土砂で埋まってしまっているのか。 しかし上部だけにしても狭すぎるような?
大岩と山側の間を振り返って見る。隧道でなければここに切り通しという二択しかない。
そして岩の反対側。とても隧道があったようには見えないのだが。
前を向くと朽ちかけた路盤が続いている。釈然としないが先を急ごう。
川の向こうには県道の橋が。近くて遠い。
いつの間にか崖っぷち。路盤は先細って消えていく。後退して河原に降りないと。
下から見た方が石垣などの遺構を確認しやすい。でも出来れば路盤を歩きたい。
埋もれかけた切通し。
苦労して登るとご覧のありさまだ。 ここは降りれない。
稀にレールが埋もれている。
地面に穴?が開いている。
炭焼き窯?でも、下に掘ってある?
堰堤だ。
綺麗に残っている窯。
またもやレール。
かなり大きな切通しも存在する。
綺麗な渓谷だ。
電柱用?にしては細すぎるような。正体不明。
建物でもあったのか?
ここで完全に道が断たれた。路盤が流されたのか、桟道や木橋が在ったのか。こうなればやむをえない。
冬でなくてよかった。
根利森林鉄道その10 南郷-根利区間 4 へ続く