人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

間沢川付近のトンネル達 後編 (長野県松川町~豊岡村)

2つ目のトンネルを通った後、次のトンネルを見に行く。実は1つ目のトンネルにほど近い場所にあったのだが、前編にあった倒木で順番を変える羽目になったのだ。そしてこの3つ目のトンネル、ささやかだが見てみたいと思う理由があった。

これが今回探索した地域の地図だが、左手の高度816mの表記のあたりを拡大すると。

トンネルの表記がある。が、片方の坑口の表記がその816mに消されてしまっている。地味に隠れていると見たくなるものだ。

北側から侵入すると左は広めの登り坂。そして右の少し細めの道が

その奥が3つ目のトンネルだ。

まあ、普通のトンネルである。またもや銘板が外されている。名称不明。

中はコンクリート巻きで斜め上に照明がついている。

トンネルを抜け南側に出た。よく見ると内壁が補強されている。

上から垂れる木の枝がいい味・・じゃなくてこのトンネルの使用率を表しているかも。

トンネルを出て左側は普通のアスファルト舗装だが、右は未舗装の林道?町道?になっている。

地図を見ると分かるがトンネルの前のこの道は1本の軽車道表示となっている。何も知らずにトンネルを通ってきて右折しようとするとご覧の通りである。

 

そして最後に4本目のトンネルは後から気付いたので後日、別の探索の日に寄り道して訪問してきた。これも地図を見て気になった物件だ。

他のトンネルは間沢川の北にあったが、これだけ南に位置している。地図はこれだ。

トンネルの前がくっ付きそうでくっ付いていないという微妙な道路の形をしている。なんで繋がっていないのかと少し気になった。

薄暗い山道を抜けると突然集落が。

集落を抜けると急な下り坂に。もうすぐだ。

いや、普通につながってるじゃん(笑)。左が降りてきた道だけど、それぞれの道が独立していたようには見えなかった。

4つめのトンネル。

そして、年季が入った看板にも普通につながって描かれている。なんで地図はああなったんだろう?

ここも銘板がなく名称不明。シンプルなコンクリート隧道だが、横の石垣が良い味出している。

このまま進むと前回通った間沢川沿いの林道にでる。間沢川の北側と南側の集落を結ぶルートとしてトンネルも掘られたのだろう。

ちょっと気になったのがここ。ここだけ石垣になっている。いや、残っているのか?昔は壁の部分が石垣だったのが改修されたが、ここだけ残した?まさか改修部分を石垣にしたってことはないだろうが。

北側にぬける。

北側坑門。これでささやかな探索は終了。

という訳でトンネルマニアでもほとんど興味を持たないような普通のトンネルたちを廻ってきました。ただ、どこかへ向かう道と違って、こういう袋小路的な場所は目的がないとなかなか足を踏み入れないので、思いがけないものが眠っていたりする・・・かもしれない(笑)

 

             間沢川付近のトンネル達 後編  完