というわけで昨年11月にビビッて足を踏み入れなかった江戸道へ挑戦してきた。
たまたま知り合いが江戸道へ挑むと聞いてあわよくば便乗しようという下心ありまくりの探索である。
噂に違わぬ絶壁廃道でしたが、特に路盤が無くなった地点は同行させてもらったI氏とT氏のロープに助けられました。改めて多謝。
今回地味に驚いたのがこの鹿のものと思われるフン。ロープで渡った崩落地点の先で見つけたのだが一体どこからはいったのやら?謎である。
次のネタが決まらないのでふと思ったことを。タイトル通りの敗退の記録。
尾鷲の二ノ俣支線。反対側は10mの岩壁を登る。無理。
早川の左岸道路の青崖北。凹部を越えようとして左手でつかんだ岩が剥がれ落ち、心が折れた。落ちると数十m下の川まで一直線。
奥多摩、日原古道の通称江戸道。先入観を持ちすぎてへたれた。
いつかリベンジしたいけど物理法則はテンションだけじゃどうしようもない(笑)
1瞬隧道かと思ったが、それは切り通しだった。右に向かって大きくカーブしており、ここで180度ターンして再度上流に向きを変えていた。
中で振り返って
名称は知らないがこの特徴的な岩盤のせいで強く印象に残る場所だ。
枕木や石垣、木橋跡などいろいろな遺構をしり目に前進する。
そして本流がまた近づいてきた。
再度川を渡ると対岸に石垣の軌道跡が続いている。
しばらく進むと開けた場所に人工林が広がっている。軌道跡は不明瞭になるがなんとか
トレースして進んでいく。そして
林道に突き当たって軌道跡は消えていた。ここからは林道にのまれ
る前に、道の向かいに切り通しを発見。林道に合流したとき下り方向を向いていたが、これで登り方向(写真の左側)に方向転換していたのだ。
今度こそ軌道は林道に合流というかここから軌道跡を林道に改修したのだろう。
しばらく林道を歩いて変化がなかったのでそこで探索を終了した。地図上では林道はまだ1kmほど延びているが果たしてそこが終点なのか。はてさて?
林道をてくてくと下る帰り道で、林鉄跡ではお馴染みのレール製のグレーチングが。
家の横がコレだったら嬉しいんだがなあ(笑)
坂ノ谷森林鉄道 (完)
そこには外れたレールと小さな木橋の残骸が。石垣もろとも緑に覆われて綺麗に朽ちていた。
その先も低い石垣の路盤が続いている。そこには
上も下も埋もれかけてるし一跨ぎ程の長さしかないが木橋が現存していた。木橋と言うにはおこがましいかもしれないが、これを見つけた時はとても嬉しかった。
犬釘付きの枕木もちょくちょくあった。
大きな枯れ沢には立派な橋台と木橋の残骸が残っていた。流石にこの規模だと完全に朽ち果ててしまっている。
まだ新しい切り株やテープが目につくようになった。其の4で軌道跡を斜めに横切っていった作業道の行き先がこの辺りのようだ。枝打ちされた枝が散乱して不明瞭になりがちな軌道跡をたどっていき、ふと山側の斜面を見ると
坂ノ谷森林鉄道 其の8へ続く
小さな沢のところでふと横を見ると
レールが1本だけ残っている。元の位置ではないが。
次の沢には石垣・・・橋台が見える。
1本だけだが橋げたが残っている。加速度的に朽ちつつある木製橋梁の中ではこれだけでも嬉しく感じてしまう。
そうこうしているうちにはるか下にあった川面がだんだん近づいてくる。
そして軌道跡も不明瞭になっていき、消えてしまった。
事前の情報だと川沿いに進んで終わっているはずなのでここが終点かと思われたが
目に飛び込んできた四角い構造物。橋台の1部だ。ここで対岸に渡っていた。
そして下流方向に向きを変えて軌道跡は続いていた。
坂ノ谷森林鉄道 其の7へ続く
某オフ会に参加するつもりが雨天による日時変更のため参加出来ず、その前日にソロで突入。1番安いゴムボートとフローティングジャケットとハイテンションを装備済み。
ちなみに1番大変だったのは帰りの高速でタイヤがバーストしたことだった。(家までのこり290kmで8時過ぎていた)
インクラインの跡がはっきりしてきた辺りから上を見上げても終点である上部軌道は確認できない。
横から見て
下を見て
レールを発見して
直登すること25分、上部軌道にたどりついた。全体的に土に埋もれつつあり、写真右上の石垣ぐらいしか人工物が見当たらなかった。とにかく前進してみる。
角を曲がったすぐ先で岩がごろごろ転がる枯れ沢に軌道跡は消えていた。昔は橋があったのか?
沢を越えると軌道跡は復活した。関係ないが森林鉄道の中でも上部軌道というと更に隔絶された感があってゾクゾクする。しません?
石垣や
たまに枕木も
やがて軌道は右に曲がり、大きめの沢が左下に見えてきた。
そこそこの水量がある沢だ。おそらくこの下に案内板の滝が。つまり、ここを流れていくと大変おもしろいことになるにちがいない。
というのも川底が一枚岩のようになっており、とても滑りやすそうに見えたからである。(実際に歩いてみると見た目以上にグリップがしっかりしていた)
沢を越え更に進んでいく。
坂ノ谷森林鉄道 其の6へ続く