2019年4月に山梨、長野方面で3連続の探索をしたことがあった。といっても気になった所をちょい見ぐらいの感じなのだが。1枚目はサイクリングロードに転用されたつづら折りの軌道跡。地図を見ると冗談抜きで道がノコギリ状になっている。
2枚目は林道が立入禁止な軌道跡。川沿いの林道が落石などで危険の為らしく、奥地に行くことが出来ない。地図上ならば隣の川から山越えてというルートもあるが、ガチな登山なので無理だし嫌だ。
そして3枚目。ここは富士山の北東に位置する山梨県都留市。ここに流れる鹿留川沿いに林用軌道が通っていた。ちなみに ”ししどめがわ” なのであしからず。
ゲートの手前に車を置いて歩いていく。
詳しいデータを集めていなかったので、眼光鋭くぼーっとしながら林道を歩いていく。
ゲートから10分ほど歩いたころ、林道から河原に降りられる場所があったのでなんとなく降りてみた。
対岸に平場っぽいラインが見える。
しかし平場は続いていない。自然の地形が道っぽく見えるだけか。
しかし上流側にラインの続きが見えるような?木でよく分からない。
・・・・あ。
石垣があるよ!!あれ軌道跡だろ!?ていうか対岸だ!
続いて上流側に移動すると綺麗に石垣が残っている。軌道跡に間違いなさそうだ。
一見道が途切れているように見えても大岩の裏側を抜けていたりする。
なんかすごい岩が見える。それとあの隙間・・・
うまく渡河して対岸に渡った。
まずは上流を目指す。
このへんの路盤は割ときれいで歩きやすい。
真新しいコンクリートが見えてきた。どうやら新しい橋を建設中のようだ。ということは手つかずの軌道跡はあそこまでか。
路盤は護岸工事で消えてしまっていた。
上流方向。
下流方向。新しい工事のせいでなおさら昔の景色が分かりづらくなっている。
需要があるか分からないが旧橋の橋銘板。なぜか旧橋自体はちゃんと撮らなかったが。
これより上流は林道工事に飲み込まれてしまったと思われる。
と言いたいところだが、先ほどの区間を考えると割と川沿いのこんなところが軌道跡という可能性も低くはない。次は残った下流方面を調べるとしよう。
鹿留林用軌道 ちょっぴり軌道残存区間 後編に続く