人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

宮森林鉄道 断片4(岐阜県)

吊り橋を渡って車道に戻ったあと、軌道跡がある左岸に渡る場所まで車でやってきた。

橋の上から見ると、この辺はちょっとした渓谷になっている。 

軌道跡はここに出て来るはずだが?

小さな平場があるが軌道跡ははっきりしない。2016年の探索はここで終了した。

時が流れて2021年の10月。近所に引っ越しした(起点の一ノ宮駅まで車で五、六分)ので上記の橋のたもとから下流方向に向かってみた。が、しばらく川沿いを歩いても軌道跡が見当たらない。なんのことはない。陸側のもっと上のほうに路盤があった。

よじ登って上流方向を見る。

落石が多いが所々石垣で補強された路盤はしっかり残っている。

橋の方に向かって戻るが

上に林道が迫ってきた。

そしてとうとう林道に押しつぶされてしまう。

本来はこのように軌道が通っていたはずだが

完全に削り取られてしまったようだ・・・あ、

少しだけ石垣が残ってる!

林道の横にかすかに痕跡が残っている。

山側というか上流側に延びた林道は

このようにすぐに終わってしまったが

その先に熊笹まみれの軌道跡が延びていた。

藪には突入しなかったが車道から観察したところ、ここで車道に合流しているように見えた。そして軌道は奥地に延びているのだが、林道の長い冬季通行止めや路面の工事により進入禁止など、なぜかタイミングが悪く探索が出来ていない。いつか行かねば。

 

 

     宮森林鉄道 断片(完)