隧道の真下まで行くが、岩壁のため坑口に入ることが出来ない。幸い、右手に尾根を越える踏み跡がちゃんとあり、危険個所はロープも設置してあるので問題はない。
反対側の坑門にたどり着く。
長さはそれほどでもない。
崖っぷちの坑口から橋脚が見える。
上流方向を見る。 このあと小さな沢や谷が連続して現れるが、そのほとんどを橋でなく堰堤というか築堤?で越えていく。
完全な形で残っているものも幾つかあった。
とても綺麗な四角形だ。
そして次の隧道が姿を現したが
内部には一部枕木が残っていた。犬釘はなし。
木橋になっているものも
ご覧のように堰堤の一部に架けられていた。どういう理由でこんな堰堤ラッシュになったんだろう?ただ、これらの現状の状態の良さからその選択は正解であったと言えるだろう。
もちろん切り通しなんかもある。(ここは歩いた区間で唯一石垣が施工されていた)
そして最終目標に到達。
もはや石橋と言える代物だ。しかしアーチ直下の侵食がひどく、このままだと崩れそうだ。
天井部はコンクリートで巻いてある。
堪能したところで元来た道を戻る。実はもう一つの目標がこの更に上流にあるのだが、時間を節約するために車まで戻り直接その近くまで行く予定だ。
四国探索 2 長沢森林鉄道 長沢ダム上流部の遺構 後編へ続く
参考サイト「森の轍」様