この広さ、曲がり具合、雰囲気は間違いなく軌道跡だ。
どこまで行けるか、というか、どの辺が終点なのかも知らなかったので行けるとこまで行ってみようと奥に向かって歩き始めた。
歩き始めてすぐに倒木がゴロゴロしていたが、これくらいならば全然問題ない。
さくさく前進する。
羊歯系(?)の草が茂る軌道跡。朽ちた枕木がまばらに残っている。
まるで犬釘が巣で寝ているようだ。
荒川と林道の中間に位置しているこの軌道跡、割と綺麗なので登山や釣りなどに多少は使われているのだろうか?
石垣が施工された軌道跡。中心部は小さな沢を木橋で渡っていたのか。
岩壁の下を進む軌道跡。
なにか白いと思ったら凍り付いている。
水はちょろちょろと流れているが日影だからなかなか溶けないようだ。
木橋にも単なる倒木にも見える。平場が軌道跡に見えるのと同じだ。
実はカーブにさしかかると無闇に写真を撮るくせがある。
歩き始めてから最初の大きい崩落地点。
崩落地点を振り返る。どこをどうやって通ったのか全く覚えていない。
軌道は昭和39年頃まで稼働していたらしいのでその後植えられたようだ。
これは・・・
渡らなくては(笑)
左側は加工されてるように見えて天然のようだ。
枕木が残っている。
木橋跡。苔むした木が橋桁だったものだろう。
上の写真の黄枠のアップ。橋台が残っている。
ささやかな遺物を発見しつつ奥地を目指す。
杣口・奥千丈林用軌道 雑に探索 6 に続く
参考文献 講談社 特選森林鉄道情景