以前静岡東部に住んでいた時は関東甲信を探索することが多かった。その中でも力を入れて探索した物件の一つである。あと、今回写真を見なおしましたが記憶が風化しつつあるので解説が間違っているかもしれません。あしからず。まずは2013年4月の探索。

根利森林鉄道は群馬県沼田市の根利川とその上流の倉見川沿いに存在していた森林鉄道である。写真は根利の集落に残っている、多分1番見つけやすい遺構である隧道だ。真横に立派な道が通っており、なんでわざわざ隧道を?となるところだが、当時はここに隧道を掘らざるをえなかった地形だったのだ。

西側は多少崩落している。

貯木場があった根利の集落。当初はここより西の南郷が起点であり根利を経由して倉見川に沿って山の方へと延びていた。が、台風により南郷から根利の区間が大きな被害を受けて廃線に。森林鉄道の運用終了まで事務所や車庫などの施設(写真左の崖の上にあったようだ)が集中していた。

林道のゲートを抜けて奥に進む。このあたりの軌道は右崖下の川沿いを通っている。
大きな切り通しになっているが、軌道時代は隧道だった。車を通すためとはいえちょっともったいない。
林道はここで支流を渡るが軌道も支線が分岐していた。オバッコ沢の支線だ。
最初はホントに軌道があったのかと言いたくなる荒れようだ。

しかもしばらく進むとそれさえも無くなる。しかし崖のむこうにはしっかりした路盤が見える。

一旦川に降りて横から見る。昔は木製桟道でもあったのだろう。



その先も荒れたり綺麗に残ってたりと続いている。1枚目右に写ってるのは砂防堰堤の監視カメラ。

更に奥に進むと枕木が残っている。

やはり軌道跡はこういうモノが残っているほうが嬉しいものだ。

そして浅い切り通し。

その後すぐに軌道跡は消失。この辺りが終点かと引き返してしまった。” 敗因 ”は1、詳細な情報を持っていなかったこと。2、枕木を見て満足したこと。3、対岸を良く調べなかったこと。の3点である。後で知ったがこのへんで対岸に渡っており、奥には枕木と外れたレールがあるらしい。皆さんも探索の際には気を付けましょう。
根利森林鉄道 その2へ続く
参考文献 山の幸を運んで 発行 よみがえれボールドウィン実行委員会