いろいろあって遅くなりました。今探索における山場のひとつです。
まさかの隧道出現。ということは跡形もなかったが今歩いてきた斜面が軌道跡の成れの果てだったわけだ。名称は不明。
隧道は真っ暗で、出口の明かりは見えない。 一応右を見てみるが迂回するのは厳しそうだ。
少し踏み込んで振り返りの鉄板の構図。
荒々しい素掘りの断面が奥に続いている。
閉塞している! 抜けられないのか? いや、まだだ!
ライトを消すと光が浮かび上がった。貫通している!
苦労して隙間から抜け出すと、目の前には落石ネットが。
抜け出た所はご覧の通り。現在はどうなってることやら。
少し離れたらとても隧道があるようには見えない。
下を見下ろすと堰堤が見える。コンクリでガチガチに固められた法面の上にいた。
法面の上からなぜか一旦河原に降りている。写真も撮っていないし、記憶に残ってないので分からないが軌道跡を辿れなかったためだと思われる。
ご覧の通り伐採された枝や丸太が放置されている。人の手が入っていても人の気配は無い。しばし路盤を探し、軌道跡に復帰した。
横を覗きこんで石垣があると軌道跡だと確信できてほっとする。
切り通しを抜け
更に先に進む。
きれいな場所があれば
こんな、少し危ないところを突破したり。
堰堤を横目に
えぐられたように崩落した路盤が現れるが
なぜかここにはロープがはってある。
石垣と切り取り工によって延びる軌道跡。そろそろ探索も終盤だ。
根利森林鉄道その12 南郷-根利区間 6へ続く