年末年始の連勤明けの三連休、せっかくなので遠出しようと四国へと足を延ばすことにした。眠気と疲れから小まめに休憩をとりながら瀬戸大橋を渡り、一路高知の四万十町を目指す。
沈下橋を横目に見ながら四万十川を遡り、途中から支流の梼原川(ゆすはらがわ)に入る。大奈路地区に本流を渡る細いガーター橋が見える。大正森林鉄道の橋梁だ。
写真は上流側より
流石に車では渡りませんでした(笑)
支流を渡る旧道の橋が見える。渡ってみたかったが時間の関係でパス。暗くなる前に本命に行かなくてはここまで来た意味がない。
ここから少し上流に見えた対岸の軌道跡。かわいいコンクリアーチが見える。時間は無いがそう簡単に再訪も出来ない場所なのだ。この後、細くなった道を延々と走り下津井地区を目指す。それが本命。
佐川橋。下津井のめがね橋とも呼ばれるコンクリートアーチ橋である。橋長82m。大きい。昭和19年にダム建設による路線の変更によって建設された。つまり新線の橋である。ということは旧線があるのか。
車道の上を越えていく林鉄橋って割と少ないかも。
3連のコンクリートアーチ橋である。
ここから更に上流にある国有林まで軌道は延びていた。
影が水面に映ったその姿からめがね橋と呼ばれている。アーチが3つじゃないかという突っ込みをした説明は他のサイトでは見たことがない。それはともかく、小雨が降る中静かにそびえ立つこのアーチ橋は筆舌に尽くし難いものがあった。これはいいものだ。
めがね橋から下流方向へ向かうと軌道跡は山肌の集落の中を通りぬけて山に向かって延びている。
隧道だ。
隧道を通り抜けると横の壁に木のお札が吊るされていた。家内安全ではなく、里内安全と書かれた村用のお札だ。林鉄の隧道が集落の境界のようになっているのはちょっと興味深かった。
さて、だいぶ薄暗くなってきたがこれから来た道を戻り飯を食って明日の目的地に近い道の駅まで移動しなければならない。今日は”見学”だったが明日は”探索”だ。
四国探索 2 長沢森林鉄道 へ続く