人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

浦森林鉄道 瀬戸峡のコンクリートアーチ橋 前編

遠山森林鉄道の探索の翌日、せっかく長野まで来たのでもう一カ所ぐらいと思うが本格的な探索をする程の余力はない、ということで気になっていた浦森林鉄道の橋を見に行くことにした。

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 ここは長野県伊那市。中央道を駒ケ根で降りて天竜川を渡り峠を越えたところにある三峰川に沿って浦森林鉄道が敷かれていた。

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貯木場があった集落より先は林道でゲートが閉まっていたのでここから歩きだ。ちなみに写真の右下のほうに軌道が通っていたはずだが、今回は軽めの探索ということで目的の橋付近まで林道を利用する。

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所々ガードレールや落石用の柵にレールが使用されていた。

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目的の橋へは林道から降下するのはどうやら難しいみたいなので、少し手前の河原近くまで降りるつづら折りの坂を下っていき、軌道跡をたどることにする。f:id:msx4:20191011224325j:plainf:id:msx4:20191011224421j:plain

 しっかりとした切り通しが残っていたかと思うと、つぎの瞬間路盤が無くなっていたりと目まぐるしく景色が変わる。

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そして浦林鉄唯一の隧道が現れる。

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ちょつとだけ入っておしまい(笑)。前情報で閉塞してるらしいと知っていたので奥まで行かない。何より今日は”橋”の気分だ。

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隧道の横や上は突破するのが無理そうだったので、素直に下に降りて河原を進むことにする。隧道の前から降りていくと頭上に見事な石垣が。

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河原に到着。とりあえず歩いて進めるようだが?・・・

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左側に写っている岩のせいで進めなくなった。乗り越えることが出来ない。川も急激に深くなっており長靴程度では無理だった。こういう時は急がば回れ、だ。

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少し戻ってちょびっと浸水しながらもなんとか渡河に成功して対岸から撮った写真。中央に写っているのが突破できなかった大岩だ。

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対岸も岩壁がそびえ立つが何とかよじ登り、少し進んだ後もう一度渡河して広い河原にたどり着く。

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見えた。

 

      浦森林鉄道 瀬戸峡のコンクリートアーチ橋 後編へ続く