人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

尾上郷森林鉄道 6 アマゴ谷支線 2 

 

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整備された林道に別れを告げ廃道化した林道に突入する。

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下っていく林道と正反対にこちらはどんどん上っていく。そして、

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左の山側を見上げると姿を現した軌道の路盤が近づいてきていた。手頃なところでよじ登る。

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よく考えると尾上郷で改修されていない生の軌道跡は初めてだ。

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ふと見上げると石垣らしきものが見える。路盤のようだがあそこまで登っているのか?

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 熊笹をかきわけ前進する。・・・あ

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レールだ!

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1本しか見当たらなかったが敷設されたままのレールのように見えた。これはうれしい。

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 やがて上ってきた林道と合流した。林道のほうが後付けなので軌道跡は消えている。林道は真っ直ぐ上っているが、先ほど頭上に見た石垣が軌道跡ならば・・・

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林道(赤線)は直進 しているが軌道(黄線)はこのあたりで180度ターンしていたと思われる。

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がさがさごそごそ 

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犬釘だ! 

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 もひとつ犬釘だ!!

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 そして枕木だ!

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 崩された部分と熊笹の藪を抜けると明瞭な軌道跡が現れた。

 

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後ろを振り返ったところ。小振りだが綺麗な石垣や

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 犬釘付きの枕木などが残る。

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 ちょっとした猿の群れが居たが近づくと逃げていった。過度の警戒は不要だが野生動物を甘く見過ぎてもいけない。適当なのが一番だ。

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 ほぼ直線に進んでいた軌道跡が右に大きく曲がり始める。

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 山側を大きな掘割でカーブしながら抜けていく。2度目の180度ターンだ。

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 またまっすぐに進み始める。

 

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今度は林道のちょうど曲がり角に突き当たる。しかし上りの坂は軌道跡にしては急坂すぎるし、かといって下るはずもない。 

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 ということは上下の道に挟まれたあたりを軌道は走っていたのか?しかし予想線の先は崖になっていて進むことが出来ない。むむむ。

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 しょうがないので林道を進むことにする。

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 2枚前の写真の上部を左に曲がって下の方を眺めていると・・

 

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 平場が見えた。軌道跡の続きに違いない。そしてこのあたりからアマゴ谷支線は(以下次号)最後に略図で今回の軌跡を説明します。

 

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          尾上郷森林鉄道 7 アマゴ谷支線 3 へ続く