足早に先を急ぐ。幸いなことにこの後はヤマビルは少なくなっていった。
しかし歩道とはいえ、このように岩壁を削って道を造るのはかなりの土木工事だと思う。
おおっ!片洞門、というかオーバーハング?
削ってるから片洞門であってるのか?
更に進むと
吊り橋だ。結構大きい。
足元はグレーチングで下が見える。
ちょうどここは川が曲がっており、対岸の国道はトンネルで越えているので人工物が見あたらない。人里離れた感じがした。
銘板は見かけなかったので名前は不明だ。
綺麗に枝打ち、間伐がされている。この道が林業に使用されているのは確かだ。
また、少し道が狭くなる。
崩落地点に踏み跡をつけたような細い道が急斜面につけられている。
川面が広くなってきた。そうか、ここはもう池原貯水池なのか。
踏み跡みたいと言ったが、よく見るとしっかり足場が造られていた。
山側の岩壁が目立つが、足元も石垣で補強されている。
片洞門?突き出た岩?をくぐる。
!? 轟音がすると思ったら凄まじい量の水が川に流れ込んでいる。
これは白川発電所の発電用水だ。白川又川の上流から引いてきた水がタービンを回した後にここに流れ落ちているのだ。車に乗ってると見えない光景だ。
歩道に足を踏み入れて1時間半ほど経ったが非常に綺麗な道が続いている。まあ、工事の看板が出ていたぐらいだから当然か。
ふと、横に標柱が立っているのに気づいた。” 電源開発㈱ 池原貯水池 左岸 No87 H15 10 24 ”。その隣には 99 とだけ書かれている。こんなものがあるということは、この道はつまり池原貯水池の管理用道路がその正体なのか。そう言われてみればダム湖の岸にメンテ用の道を造るのはおかしなことでもない。いや、ちょっと待て。ここ私道じゃないよな?今更だけど・・・
あっさりと正体(?)が分かったが、地図に描かれた破線はこのあたりで終わっている。さて、どうなるか?
上北山村の対岸歩道 4 へ続く