人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

上北山村の対岸歩道 4(完)

石垣状にした法面工事が施されている。それはいいとしてビニールネットはなんのために張ってあるのだろう?落石や獣用でもあるまいに。枯れ葉除け?

だんだんダム湖っぽくなってきた川面。

探索用の杖の素材が大量に!でも残念ながら諦めるしかない。

もはや鉄板となった鉄板橋。

なぜかこのあたりだけコンクリートの擁壁が。水抜き穴のあるしっかりした造りだ。

2本目の吊り橋だ。

1本目と似たような構造だが大きい。この谷も通ってきた中では最大だ。あとで地理院地図で調べてみると黒瀬谷という名前が載っていた・・・・入口にあったこの道の名前、労務対策道黒瀬谷線はここの名前を冠していたのだ。

ここは地図上では道がない場所だが、やはり道はあった。しかもこんな大きな吊り橋が。

谷奥を望む。この谷を囲むように黒瀬谷国有林が広がっている。

本流側を望む。小さくだがガードレールが見えるので、この橋も国道から見えるのだろう。

国道からの写真がないかと探してみたら4年後の12月に1枚だけ。左上に吊り橋が写っている。ただ、渇水時のために絵面がひどい。

黒瀬谷を抜けたのなら・・・まで1kmを切ったはずだ。

ささやかだがしっかりと組まれた石垣が続いている。

鉄板橋の向こうにはダイナミックに削られた(?)岩壁が。

切り通し・・・のような場所。

荒積みなのになぜか角が異様にそろった橋台の石垣。

木々の間から赤い色が見えてきた。

入口から2時間半。河合地区の南に位置する白川地区に到着した。

振り向くと山火注意の看板と歩いてきた道が見える。あ、右上はただの影ですのであしからず。

白川大橋。国道と白川地区を結ぶライフラインだ。

出てきた道を降りると橋の根元だった。ちなみにこの上は林泉寺という寺で、我が生涯の宿敵がそこに祀られている。

橋を渡る。

ここからだと右側に道があるようには見えない。

対岸を眺めながら国道を歩くと、わずかに歩道が見える。

出発地点の河合地区が見えてきた。

車に到着。かかった時間は3時間半。歩道の出口からは50分で戻って来た。

ちょっとしたハイキングのつもりだったが、謎(労務対策道)あり恐怖(ヤマビルの群れ)あり見どころ(片洞門?)ありのなかなかの道だった。

 

              上北山村の対岸歩道 完