人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

立合川の木馬道 前編

 

奈良県十津川村和歌山県十津川村の境を流れる立合川(新宮川の支流の北山川の支流)をまたぐR169の立合川橋。2012年12月には写真のように鉢巻きを巻いたイカした熊が出迎えてくれた。

この立合川沿いに木馬道があるとネットの記事にあったので見にきたのだが・・

国道から見るとえらく深い渓谷が広がっており、そのスケールにやや圧倒される。

しかし、ちゃんとこのような案内板がある整備された道のようだ。(2022年現在は廃道化しており非常に危険だとネットに書かれており、近畿自然歩道のHPにもこの道は載っていなかった)それと、この大滝のほうがネット上では有名なようだ。

まずは下に向かって降りる。

む、気を付けよう。

平坦な道に到着。木馬道跡だ。

頭上に国道を仰ぐ。

さっそく出発する。あと、今回微妙にピンボケの写真が多いのであしからず。

たまに崩れた場所があったが、大部分は綺麗な石垣が道を維持していた。

・・・まって、この岩切ったの?

岩壁の土工に目を奪われていると何か見えてきた。

鉄パイプに板を渡した仮設橋と、石が堆積しつつある枯れ沢か?

上に石が積もりつつも、石垣は崩れていない。見事なものだ。

振り返って。木馬道時代は木製桟道だったのだろう。

先に進む。道はきれいだが足元が徐々に崖っぷちになってきた。

軌道が通せそうな面構えをしている。でも木馬道。

またパイプ橋だ。

その向こうには水の流れが。沢があるのか?

名前付きの滝があった。堺面の滝か。

2本の細い流れが滝になっている。

ちょっとしたテラスになっている。下流側にささやかだが橋台が見える。

さて、先に進もう。

 

            立会川の木馬道 後編に続く