人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

八重地土工森林組合林用軌道 3

今回は非常に短くなってます。考察部分でのつまづきとコロナ関係でモチベーションが上がらないため想定よりも短く投稿します。みなさまもお気をつけて。

 

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さて、前回たどり着いた峠の広場だがここから複数の道に分かれている。正面の尾根の横を通る道(黄の矢印)は写真の右に写っている標識から送電鉄塔の点検路と思われる。

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あと、道ではないが軌道跡の反対側の尾根が削られて窪みが出来ている。用途は不明。建物を建てるには小さすぎるが、トロッコの車庫?にしても無理があるような。ただ見た目の直感としてはスイッチバックの引込線に似ている。

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窪みから路盤方向を望む。内側にわずかに石垣が残っている。

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尾根の西側の那賀町の方へと降りていく峠道。綺麗に残っている。

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尾根の東側、上勝町側に降りていく峠道は関係ないがなぜか西側に比べ状態が良くない。それよりもこちらにあるはずのもうひとつの道が見当たらない。

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古地図だとここで軌道(水色)と先ほど登ってきた道が繋がっているように描かれているのだが、実際には写真正面奥の尾根のもっと上のほうへと道は続いている。(古地図通りだと紫の点線のようになるはず) これではトロッコで運んできた木材を ”どこか” で上のほうへと引き上げなければならない。下に落とすのならともかくそれでは効率が悪い。地形上こうなってしまったといえばそれまでだが、どうにも納得がいかない。それはともかく本命の軌道探索にとりかかるとしよう。

 

         八重地土工森林組合林用軌道 4へ続く