もともとこの穴についてはネットで情報がいくつも上がっていた。ただし隧道などの "
こちら側" の案件では無く、上流にある七泰の滝についての記事にこんな穴があったよというものだ。あとダム関係の記事とか。隧道やトンネルで検索して見つからないのもむべなるかな。そして両岸の穴は流石に滝屋さんの記事にも載っていなかった。こういうサプライズは大歓迎だ。しかし、まずはメインディッシュから平らげていくとしよう。
真下まで来た。素手だと微妙に高くて登れない。登れる人は登れるんだろうが私にとってはちときつい。しかしそこは創意工夫して
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中に入った。多少凸凹しているが全体的には滑らかな感じだ。
床を見ると穴が開いている。大きい穴は柱を立てていたような感じ(?)
だ。小さいほうは掘削ロッドの穴?
一応振り返ってお約束の構図。直線で見ると左に岩がせり出している?
下流側の景色。巨岩がごろごろしている。
下流側の足場ぎりぎりから見上げて。上の黒い点は輪っかが付いたメガネ釘だった。何に使ったのか?
発破の跡?ダメ押しだがこれで隧道確定。それにしてもよくこの巨岩を穿ったものだ。
綺麗な水たまりが出来ている、ということは中心部がやや窪んでいる。いったいここを ”何” が通ったのか?
隅々まで堪能した、うむ、満足。ではなくて結局正体につながる手がかりは無かった。あと上のコンクリ構造物ははしごでも無ければ無理。まあ真近で見ても分からなかっただろうがちょっと心残り。この後おっかなびっくり穴から滑り落ちて脱出した。
蛇足だが探索後にネットで情報収集をした際に気づいたことがある。私(とヨッキれんさん)はたぶん ”運がいい” 。およそ10~2,3年ぐらい前の滝屋さんやダム屋さんの記事にこの隧道の写真が載っているのを見つけたが、よく見ると上流側の穴の手前にせき止められた水が溜まっていたり、川の流れが穴の下あたりに流れ込んだりしている。そうなっていたら中には入れなかっただろう。(少なくとも自分は)
河原の大岩隧道(?) 完結編 へ続く