人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

新庄の隧道+α

福井県美浜町の歴史文化館の企画展「ネコふんじゃった!?~興道寺遺跡で見つかった土器に二ャンとネコの足跡が?~」を見に行った際、文化遺産カードというものを知った。町内の遺跡や文化財の写真を撮って歴史館等で提示するともらえるカードだが、その見本の中の一枚が目に留まった。 ”新庄の隧道” と書かれた工事中の写真が使われたカードだ。聞いてみると歴史文化館の前の通りを山側_南へ進んだところにあるという。これは行くしかない。

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車をしばらく走らせ新庄に入ると写真のような分岐が現れる。ここは右側を道なりに進む。

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5、600mほど進み、左に曲がり細い道に入る。

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隧道だ。

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扁額がないが立派な坑門と、これまた立派な記念碑とお金こんだけ出してやったぞ石板。

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田代隧道。 大正14年の生まれだ。

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 誰だぁ~やんちゃしたのは!・・・・・まさか仕様!?

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 山に分断された隣の地区につながっている。

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 オレンジの苔のせいでこちらの坑門はそこはかとなく煉瓦隧道っぽく見える。

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 坑門の両脇に石仏(?)が埋め込まれている。それよりも・・・

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 隧道の上に見える明かりが意味するものは、切通しの旧道!後でいろんなサイトでこの隧道が紹介されているのを知ったが、流石に上の切通まで記事にしているとこはなかった。これがタイトルのプラスアルファ。

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 あ、やっぱり扁額がない。

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 周りを見渡すと切通しに通じる道というか踏み跡を見つけたが、通行人や車から丸見えだし、草が茂った斜面の足場は非常に悪い。

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 一歩間違えると車道に滑り落ちる斜面の踏み跡を慎重に歩く。

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 坑門の上へ。

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見事な切通し。

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 振り返ると道路が見えた。結構急坂になっている。

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 横を見上げるとこんな感じ。かなりの深さがある。

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 反対側に抜けると街並みを一覧出来た。良い眺めだ。

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 こちら側の道はさっき入った坑門に向かっていたが、民家の庭に転がり落ちそうだったのでたどるのはやめておいた。

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 戻るのが嫌だったのでなんとかこちら側に降りられないかと探していると、この御神木(?)に通じるさびれた道があったのでそこを降りてみた。

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 神社の裏手に降りることが出来た。

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神社の入り口にモニタポストがあった。そうかここは原発銀座だ。

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 歴史文化館まで戻って写真を見せてカードをゲット。予想外の探索も出来て満足の物件でした。

 

                新庄の隧道+α 完