第6堰堤。しかし堰堤だらけだなこの谷は。
離れた写真しか撮らなかったけど第7堰堤。ここの堰堤上に登ったあと地形図を見て右側の尾根を目指して登り始める。
地形図を見ると尾根まで割となだらかな斜面になっているように見えたのだ。
浅い谷状になっており、びっしりと熊笹が茂っていたが、水の枯れた沢の部分は草が生えていないためそこを登っていく。
やがて沢も無くなり濃密な熊笹の藪をかきわけてよじ登っていくことに。地獄が始まった。
かきわけてもかきわけても目の前を塞ぐ熊笹。
強引に足を踏み入れても踏んだ草が滑ってずり落ちたり、手で払いのけても顔めがけて突き出てくる葉っぱのうざいことうざいこと。
結局100mほどの高さを1時間強かけて尾根まで登り切った。尾根上も熊笹でびっしりだったが。
熊笹が生えていない木が密集した場所でようやく一息つくことができた。
古地図からは大雑把な情報しか読み取れなかったが、この辺りまで索道かインクラインが延びていたように見えた。
索道やインクラインの終点、及び上部軌道があるのなら平場が存在するはずだ。という訳で平場を探すが・・・
どこにもそれらしき平場は見当たらない。というか熊笹のせいで視界が非常に悪く、見渡すことが出来ない。しかも普通に歩けばすぐの距離も、気合を入れて倍以上の時間がかかる。写真は紅葉を見て現実逃避(笑)
結局何も見つからなかった、というかうんざりして断念したのが本当のところだ。まあ、見つからないことも覚悟していたので別に悔しくはないが。別に悔しくはないが。
帰りは熊笹を押しつぶしながら滑り落ち、行きと比べるとあっと言う間に堰堤まで戻ることができた。
帰り道で足をつった(笑) 正確に言えばつりそうになった。心身ともに今日はきつかった。
という訳で今回も負け戦。重い足を引きずって帰路についた。
11月上旬、4度目の訪問。
紅葉がきれいだ。
今日は九蔵本谷左岸、古地図に描かれていた軌道の確認が目的だ。のぞき見した時に見つけた平場は果たして軌道跡なのか。
一応橋の上から上流を眺めてみたが木のせいで全く分からない。
橋の付け根から藪に入って
先日見つけた平場、いや、道をたどってみる。
やはり狭いような?木馬道か百歩譲って作業軌道のような。しかし普通の徒歩道にしては平坦な感じもする。分からん。
先日確認した通り熊笹の藪に突っ込んでいるので
藪を迂回して進む。朽ちた倒木が非常に面倒だった。
藪の向こうに道は続いていた。
あ?
行き止まり!? 橋からまだ200mぐらいなんだが?
青屋森林鉄道 6へ続く