前回から1年半以上経ってしまったマイナー林用軌道の話の続きになります。ちなみにマイナーでない林用軌道はあるのだろうか?写真は徳島県の上勝町内を西に向かって。
ここはタイトルにも名前が入っている八重地地区。棚田が有名らしく、にほんのさと100選にも選ばれている。
八重地から更に登った場所にある西三子山への登山口のひとつ。
急な登山道を登り切ると、なだらかな道ーーー軌道跡にでる。ここから東にある起点までは踏破できるところは探索したので、西を向いて現在登山道として使われている部分を歩き始める。
送電線の鉄塔が立っている。電線は軌道跡をかすめながら西北西に延びている。
鉄橋が架けられた谷。よく見ると
前後に石垣が残っている。
このあたりは軌道時代の遺構だろう。
1本だけ橋桁が残っている(笑)
渡橋(笑)
所々に残る石垣や土工を横目に進む。
切通しになったカーブの外に
林鉄でお馴染みの一升瓶。林業関係者の持ち込みだろう。流石に登山客ではないだろう(笑)
崩落場所にワイヤーが。しかしワイヤーはないと思うが。せめてロープでは?
今まで土の茶色1色だった地面に白色が混ざるようになった。
と思っていたら角を曲がると地面に敷き詰めたように白色が増えた。
この辺だけ白い岩が露出しているのか。
この辺りは路盤が崩壊して落石も多い。軌道時代は補修も多かったんじゃないだろうか。
土の地面に戻って真っ直ぐ軌道跡が続いている。
しかしこの山も3月とは言え妙に寒々としているのはやはり伐採したからだろうか。
天気が良く遠くまで見渡せる。
右側に見えていた稜線がだんだん低くなり前方に収束していく。
そして第一の目的地に到着した。
八重地土工森林組合林用軌道 7 へ続く